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Phrase of the Day

辛抱するしかない(こと、もの)  bitter pill to swallow

It’s a bitter pill to swallow to cut back on expenses to make ends meet.
(赤字を出さないためには辛抱して経費を切りつめてしかない)

Vocab Aid: 
cut back on ~(~を切りつめる) make ends meet(帳尻をあわせる)

 しなくて済むものならしたくないのが「辛抱」ですが、すればしたでいいことが待っている場合もある。徳川家康の天下取りだって、辛抱に辛抱を重ねたあげくの結果です。フランスの哲人ジャン-ジャック・ルソーも「苦い辛抱の木に甘い実がなる」と言っています。とはいえ、大方の人にとって辛抱とはいやいやするもので、それを英語ではa bitter pill to swallow(飲むに苦いクスリ)と言います。「苦いクスリ」とはここでは「愉快でないこと」の比喩。それを「(いやいや)飲む込む(swallow)」というんですから、このフレーズの意味は「受けとめなければ仕方がない不愉快なこと、もの」――。もっとわかりやすく言えば「辛抱するしかない(こと、もの)」ということですね。

How to use:

  1. I’m working hard, but nobody appreciates it.
  2. That’s a bitter pill to swallow.
  1. 僕は一生懸命働いているのに、誰も評価してくれないんだよ。
  2. 辛抱するしかないわね。

Further Study:

 当の相手にとってはa bitter pill、つまり「愉快でないこと」を伝えるのは気が重いものです。こんなときに人はどうするかといえば、「悪いな。こんどメシおごるから」のようなカラ慰めを言う。相手の気分を和らげ、自分自身の後ろめたさも軽減しようという企みです。英語ではsweeten the pill(クスリを甘くする)とかsugar the pill(同)がそれに当たります。両方とも「いやなことをいくらかでもましに見せる」ことを言う比喩。適切な日本語がなかなか見つかりませんが、「せめて(もの慰めを言う/する)」あたりでしょうか。

The contract doesn’t provide much money. To sweeten the pill, we will pay you performance-related bonuses.
(契約金は安いが、せめて出来高でボーナスを払おう)

The boss said no promotion for me, but promised a little raise to sugar the pill.
(昇進は無理だけど、せめてお給料は少し上げてくれるって部長が約束したわ)

コスモポリタン・インスティテュート(CI)

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