新入社員教育では、「社会人としての基礎をつくること」を重視

会社情報

企業名
栗田工業株式会社 様
事業内容
水と環境のトータルソリューション
対象者
新入社員
研修内容
導入背景
  • 事業環境が変わっても、活きる「基礎力」を身に着けてほしい
  • 特に、「言語技術」と「情報感度」を身に着けてほしい

日経の新入社員研修では、情報収集力や文章力など長期的な成長につながるプログラムを取り揃えています。

長期的な成長につながる「社会人基礎力」を向上させる

社長室 人事部 人事課 専門部長 齊藤隆 様

Q. 新入社員の育成において、重視していることについて教えてください。

当社グループは、「“水”を究め、自然と人間が調和した豊かな環境を創造する」という企業理念を掲げ、事業を展開しています。当社に入社する新入社員も、この理念に共感し、社会貢献への意識を強くもっている者が多く、とても頼もしく感じています。新入社員教育ではこうした想いを大切にしつつ、組織の一員として活躍してもらうために、「社会人としての基礎をつくること」を重視しています。

2018年に、新入社員教育の位置付けや内容を大きく変更しました。
それまでは、入社後に人事部による1カ月間の新入社員導入研修を実施、5月連休明けには配属、その後は各配属先の教育に引き継ぐといった流れでしたが、各配属先からは、「もう少し、新入社員教育を手厚くしてほしい」といった声があがってきていました。私自身も新入社員の成長にとって、入社直後の教育は重要だと感じていたため、人事部として内容を見直すことにしました。
まずは実態把握のため、各配属先へのヒアリングを行いました。
「全体的にまじめで、一生懸命仕事に取り組んでいる」、「自分自身の成長、組織への貢献意欲も高い」
「一定以上の能力をもっている」、「社会貢献意欲が高い」といった声が聞こえました。
一方で、「未経験のことを乗り越える力が弱い」、「お客様、上司、関係者など相手を受け止めて、対応することが苦手」、「上司への報告内容が表層的」といった声が聞こえました。他にも、「論理的思考力」や「筋道を立てて考える力」、「分かりやすく相手に伝える力」が弱い、といった指摘もありました。

議論を重ねる中で、新入社員導入研修の目的を「クリタグループで働くために必要な『社会人基礎力』を理解し、向上させる」ことと定めました。「社会人基礎力(経済産業省、2006年提唱)」の「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力(12の能力要素)が基になっています。いまさらとお感じになるかもしれませんが、「基礎力として大事になることは何か?」を議論する中で、最終的にここに戻ってきました。事業環境が変わっても、最初に身に着けてほしい基礎は変わらない、基礎を確実に身に着けることがその後の成長につながると考えています。
実施期間も伸ばし、入社後約2カ月間の中で様々な学びや活動、振り返りを通じて「社会人としての基礎」を身に着けられるよう新入社員導入研修の内容を見直しました。

思考や表現を形にする「言語技術」とトレンドを知る「情報収集力」を基盤に強くなってほしい

Q. 新入社員教育のプログラムの1つとして、日経のプログラムを導入された狙いを、お聞かせください。

例えば「コミュニケーション」といっても、「相手の話を聞く」、「相手の意図を汲む」、「社内で関係者に報告する」、「報告内容を仕事に結び付けていく」などの行動に分解できますが、結局、すべて頭の中では「言葉」で考えているんですよね。そのため、「言語技術」を強化することが大事だと考えました。思考や表現の方法論を具体的に身に着け、基盤として強くしてほしいです。単に業績貢献をするためだけではなく、広い意味で人間性を豊かにすることにも通じていくと思います。

人事部の仕事を始めてから、新入社員に対して言い続けてきたことがあります。「日本経済新聞を読みなさい」、「本を読みなさい」と言い続けてきました。私自身の仕事の経験の中で、非常に役立った実感がありました。クリタグループにとっては、あらゆる産業がお客様です。技術も常に進歩しています。毎日情報に接するからこそ、自社と社会との新しいつながりを見つけることができます。社会で働くときに礎となる「情報感性を持ってほしい」、「知ることを習慣づけてほしい」と日々感じていました。
そんなことを考えていた時に日経社員とお会いする機会があり、日経が提供している教育プログラムの存在を知りました。私が考えていたことと、プログラム内容との親和性が高く、2018年よりプログラム提供をお願いすることになりました。

情報収集力や文章力の技術を元新聞記者の講師から学ぶ

Q. 具体的にはどのような内容ですか? 日経ビジネススクールを選んで良かったことはありますか?

2018年から「経済知力研修」と「日経TEST研修ドリル」を導入、継続的に実施しています。 2019年度からは、「経済知力研修」と「日経TEST」に加え、「文章力強化研修」の3つを実施しています。

「日経TEST研修ドリル」、「経済知力研修」を組み合わせた実施が良かったです。
研修前に「日経TEST研修ドリル」を受験することで、自分の強みや弱みを自覚して研修に参加するため、学びの動機付けにつながっています。研修の講師は元新聞記者の方なので、「どうやって情報を集めるのか」、「どうやって記事(=伝えたいメッセージ)にするか」といった具体的なスキルを学ぶことができました。「文章力強化研修」では、「読み手のことを考えなさい」と言われたことがとても印象に残っています。仕事では日々様々な文章を書きますが、つい自分の言いたいことだけになり、読み手への意識が薄れがちです。読み手に伝わる文章を書くために「主語、述語をはっきりする」など文章構成の基本的な技術を学びました。近年の新入社員はSNSでのコミュニケーションには慣れていますが、ビジネス文書の書き方などを学校で教わることはあまり無いですよね。

新入社員から高評価をもらえるプログラムに

Q. 実際に受講者の反応はいかがでしたか?

2カ月間の新入社員教育終了時に、全体の振り返りアンケートを実施しています。
「今後の自分の成長にとって、役に立つと思われるプログラムは何でしたか」という設問があるのですが、日経提供プログラムがベスト3に入っていました。
実際の受講者の声として「新聞の読み方、トレンドからの未来予測は、長期的な視点が養われる」、「複数の情報から仮説を立てる思考は、今後の業務に使える内容で実践できれば確実に成長につながる」、「お客様との雑談など、実践できる内容が多かった」といった声があがっていました。私が考えていた研修の目的を新入社員が理解してくれていて、うれしかったです。
実践面での変化も見られました。ちょうど1年後に小論文を書いてもらうのですが、その文章の水準があがったとの評価を複数の者から聞いています。

社員同士のつながりを意識した企業文化の形成

Q. 今後、社員教育についてはどのようにお考えですか?

社員同士のつながりを大事にしていきたいです。
コロナ対応で、集合研修ができなくなりオンライン研修に切り替えました。実際にやってみると、講師から1対1で教わっていると感じる社員もおり、オンライン研修ならではのメリットも大きかったです。
社員同士のつながりについては模索しています。人と人とのつながりは人の成長にとっての基盤になると思います。お互いに切磋琢磨し、他人のチャレンジに刺激を受けたり。せっかくご縁があり、当社でつながることができたので、そのつながりを広げていってほしいですね。お互いに教えたり、教えられたり、双方向の学びが循環していくことによって、企業文化の形成につながっていくと考えています。

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