今月の人事キーワード

いま人事担当者が知っておきたいキーワードをまとめています。

202309今月の人事キーワード

アンラーニング

従来の知識や概念、思考パターンを取り除き、新しい知識やスタイルを受け入れる

技術の進化、グローバル化、社会の変化など、現代のビジネス環境は急速に変わっています。そのような社会において「イノベーション」が企業の生存と成長の鍵となります。イノベーションを進めるためには、従来の方法や考え方に囚われず、新しいアプローチを取り入れることが必要であり、その解決策として「アンラーニング」が注目されています。 アンラーニングは従来の知識や概念、思考パターンを取り除き、新しい知識やスタイルを受け入れることを指します。昨今高い注目を集めているリスキリングと同様に、いずれも従業員の成長と進化を支援するための重要なプロセスであり、企業成長のために必要不可欠な概念だと考えられています。

202310今月の人事キーワード

オーセンティックリーダーシップ

リーダー個人の考えや信念に基づきリーダーシップを発揮するという、新しい概念

オーセンティックリーダーシップ(Authentic Leadership)は、個人のコアバリュー、信念、および原則に基づいて行動し、他者に対して真実で透明であり、自己認識と自己調整能力を持ち、ポジティブな関係を築くリーダーシップのスタイルやフレームワークを指します。 通常のリーダー像は、リーダーとしてのマインドや行動にフォーカスされており、「個人の信念」にフォーカスするオーセンティックリーダーシップは既成概念と一線を画します。 この概念が注目されている理由は「時代が変わってきた」ことに集約されます。従来のリーダーシップ論が通用せず、変化の激しい時代、多様性を受け入れ成果を出すために、この新しいリーダーシップ像が注目されています。

202311今月の人事キーワード

HRBP

HRBPは、経営者や事業責任者のパートナーとして、組織体制や人材戦略を提言、実行する戦略人事の専門家

HRBPの英語表記はHuman Resource Business Partner。日本語では人事ビジネスパートナーと呼びます。HRBPは、経営者や事業責任者のパートナーとして、組織体制や人材戦略を提言、実行する戦略人事の専門家です。HRBPはそもそも、米ミシガン大学経営大学院のデイビッド・ウルリッチ教授が1990年代に提唱したもの。ジョブ型雇用が一般的な海外では、役割が明確なため、HRBPを活用する例が多い。 HRBPと似て非なる言葉にCHRO(Chief Human resource Officer、最高人事責任者)があります。CHROはあくまで経営幹部。これに対して、HRBPは経営者や事業責任者のパートナーとして、CHROらが策定した人事戦略を理解し、現場に落とし込む機能が欠かせません。

202312今月の人事キーワード

カムバック採用

カムバック採用とは、一度自社を離れた人材を再雇用することを指し、「アルムナイ採用」とも呼ばれます。

インターネットでカムバック採用という言葉を検索したところ、20万件がヒット。三井住友銀行、富士通、JR西日本など大手が制度化していることが分かります。日経電子版では13件の記事がヒット。味の素AGF、南海電鉄などが相次ぎ採用していました。単に自社のことをよく知っている人材だから、というわけではありません。例えば2023年10月に導入した味の素AGFは、元従業員が持つ多様な知識・経験を生かして、イノベーション創出などにつなげる狙いがあります。

20241今月の人事キーワード

出社ルール

出社と在宅勤務では、それぞれに一長一短があるものですが、産業界で出社回帰が進んでいるのが実態です。

出社回帰を象徴する出来事が起きました。東京都心部では、新型コロナウイルスの影響から下落してきたオフィス賃料がおよそ3年半ぶりに上昇しています。三鬼商事(東京・中央)によると、東京都心部では2023年12月に賃料が前月比0.1%高となりました。人材確保のために都心のオフィス需要が高まっていることが背景にあります。

20242今月の人事キーワード

人的資本経営

人的資本経営とは人材を「資本」と位置づけます。人材価値を最大限に引き出し、中長期的な企業価値向上につなげる狙いがあります。

では、なぜ人的資本経営をテーマに調査を実施したのか。これまで企業の幹部の方々と雑談するたびに、人的資本経営の推進や統合報告書作成に関連して、「他社はどうなっているのだろうか」「どういう優先順位で推進したらよいのだろうか」という言葉を投げかけられました。それならば、ということで今回、人的資本経営をテーマに企業調査を実施することにしたのです。

日経の人材開発メソッド