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■次世代のアジアリーダーに求められる資質とは

サシン経営管理大学院のシリユッパ・ルンレーンスック准教授 Photo : ArayZ Anirut Adumm サシン経営管理大学院のシリユッパ・ルンレーンスック准教授 Photo : ArayZ Anirut Adumm

 続いて、サシン経営管理大学院のシリユッパ・ルンレーンスック准教授が登壇、「レジリエントなリーダーシップ」をテーマに、2030年に向けた次世代リーダーに求められる資質について講演した。シリユッパ氏チュラロンコン大学卒業後、米国の南カリフォルニア大学で博士号を取得。戦略的人材管理、リーダーシップ開発などを専門とした人的資源管理の研究者として活躍している。

 シリユッパ氏は「リーダーは組織内で最も知的な人がなるものだと思われがちだが、適性があるのは平均的なIQ(知能指数)と、高いEQ(心の知能指数)を持った人物だ」と語った。さらに「日本人もタイ人も、良好な関係性の構築やコミュニケーション力にはたけているが物静かで、インド人やイタリア人のように何でも口にして表現する文化とは異なる」と解説。「リーダーは倫理観、方向性、コミュニケーション力、可能性、柔軟性、アイデア、協調性、人材開発の能力を持つことで、コンフォートゾーン(居心地よい場所)を抜け出すことができる」と話した。

 シリユッパ氏はシンガポール国立大学の調査結果を引用して、アジアのリーダーに欠けている要素として(1)人材開発、(2)チームビルディング、(3)戦略的な考え方、(4)企業のビジョン、(5)問題解決力――を挙げ、これら5つに必要な素質・適性として「レジリエンス(回復力・弾力性)」があると強調。「今後さらにテクノロジーが発展し、世界のどこにいてもチームを率いることができるようになっても、膝を突き合わせた会話が重要。テクノロジーを駆使すると同時に、多元的な視点、戦略的思考と倫理観を持たなければならない」と話した。

(ArayZ 北果林)

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