The boss is mad at me. I wonder if I zigged when I should have zagged.
(部長が私に怒ってるのよね。私、なにかヘマをしたのかしら)
Vocab Aid:
be mad at ~(~に怒っている)
昔からヘマなところがあって、右に行くべきところをほぼ毎回左に行きます。押すべきときに引くし、ああ言えばいいところをこう言う。どうしてこうなのかと考えこむことがしばしばです。あれかこれかの選択を誤る――。この手の失敗をすることをzig when ~ should zag(ザグするべきところをジグする)と言います。zigzag(ジグザグ=Z字形の稲妻模様)を二つに割った一種の言葉遊びですね。
「Z」という字をよく見ると、上の横棒は左向きで、下の横棒は右向き。その事実と「ジグザグに進む」というzigzagの意味を重ね合せて「右に行くべきところを左に行く」の意を出したのが表題のフレーズ。日本語では「ヘマをする」「ドジを踏む」といったところでしょう。
How to use:
- Why did he have to resign as cabinet minister?
- Because he zigged when he should have zagged. It’s as simple as that..
- あの人はどうして大臣を辞めなければならなかったの?
- 右か左かでヘマをしたからさ。それだけの話。
Further Study:
zigとzagの話をしたのは、その言いまわしの面白さをご紹介したかったから。これがただの「ヘマをする」「ドジを踏む」なら、もっと一般的な英語表現が掃いて捨てるほどあります。mess up、goof up、screw up、pull a boner――。まだまだありますが、今日はもうひとつ、drop the ball(ボールを落とす)という、極めて覚えやすい慣用句を。説明するまでもなく、野球やフットボールなどの球技でボールを落とすことですね。転じて「ヘマ」「ドジ」。そのまんまじゃないかと言われれば、その通りです。
Every time I leave the job to him, he drops the ball.
(仕事を任せると、あの人はいつもヘマをするのよ)
Tell me. When didn’t you ever drop the ball?
(君がドジを踏まなかったことが1回でもあるか?あるなら言ってみなさい)
コスモポリタン・インスティテュート(CI)