We pretended that we all liked her dress in order to spare her feelings.
(彼女の気持ちを思いやって、みんなでドレスが気に入ったふりをしました)
Vocab Aid:
pretend(~のふりをする)
相手の気持ちを傷つけないよう、言いたいことやしたいことを控えるところがあるのは、我々日本人だけじゃありません。相手の気持ちを察しようとする優しさを持ちあわせているのは、どこの国の人でも同じです。その証拠に英語にはspare ~’s feelingsという決まり文句があります。ここでのspareは「容認する」「(人をトラブルや不愉快な目に)あわせない」という意味ですから、このフレーズは直訳で「~を不快な気持ちにさせない」。言い換えれば「(相手の)気持ちを思いやる」とか、「(相手の気持ちをおしはかって)気兼ねする」ことですね。
How to use:
- I wonder if I should tell her the truth.
- I don’t think so. You should spare her feelings.
- 彼女に本当のことを言ったほうがいいのかしら。
- いや、そうは思わない。彼女の気持ちも察しなければ。
Further Study:
たまたま出てきたspareですが、この単語を上手く使いこなせると、数多くのことが表現できます。名詞・動詞・形容詞はみんなspareで済むし、sparinglyにすれば副詞になって縦横に活躍する単語です。とくに動詞は日本語にはない発想の使い方が多いので、いかにも英語らしい表現が覚えられます。スペースの都合もあるので、例文だけをいくつか下に挙げておきます。
Lost the key? Don’t worry, I’ve got a spare.
(カギを失くした?大丈夫、私がスペアを持ってる) [名詞]
Joe spends his spare time in the library.
(ジョーはヒマがあると図書館に行きます) [形容詞]
Can you spare me a minute?
(ちょっと時間割いてくれる?) [動詞]
We got to the airport with more than one hour to spare.
(私たちは1時間以上余裕を持って空港に着きました) [動詞]
We must use natural resources sparingly.
(資源は大切に使わなければいけない) [副詞]
コスモポリタン・インスティテュート(CI)