The prodigal son played ducks and drakes with his father's money.
(その放蕩息子は父親の財産を湯水のように使いました)
Vocab Aid:
prodigal (放蕩者、カネ使いの荒い)
穏やかな湖に平たい石を水平に投げて、それが何度水面を跳ねるかを競う――。私たちが「水きり」と呼んでいるこの遊びを、英語国ではplay ducks and drakes(雌ガモ・雄ガモ遊びをする)と言います。最初のひと跳ねをduck(雌ガモ)、次のひと跳ねをdrake(雄ガモ)、あとは順番に3跳ね目をまたduck、4跳ね目をdrakeと呼ぶところから、「雌ガモ・雄ガモ遊び」。この呼び名が「(おカネなどを)湯水のように使う、ムダに散財する」ことの比喩になったのは、石をいくつも水面に投げることと、そんなつまらない遊びで暇をつぶすのは無駄じゃないかという考えから来ている、というのが大方の説になっています。
How to use:
- I heard he was fired. What did he do wrong?
- He played ducks and drakes with the company funds.
- 彼はクビになったって聞いたけど、何か悪いことしたの?
- 会社のカネを湯水のように使ったんだよ。
Further Study:
おカネを使うことに関する英語表現なら、いくらでもあります。spend money like water(水のようにカネを使う)もそのひとつですが、これなんかそっくりそのまま私たちの「湯水のように」と同じですね。money burns a hole in ~'s pocket(カネが~のポケットを焼いて穴をあける)という面白い言い方もあります。入ってくるおカネはみんな使ってしまうことの比喩。「カネがあると使わなければ気がすまない」ことを意味します。それが小銭なら、江戸っ子の「宵越しのカネは持たない」にあててもいい慣用句です。
Dan spends money like water ― no wonder he is broke all the time.
(ダンは湯水のようにカネを使います。年中ピーピーしているわけです)
On every payday, Jill goes on a shopping spree; money burns a hole in her pocket.
(給料日になると、ジルはショッピングで爆買いします。あれではいくらおカネがあっても足りません)
コスモポリタン・インスティテュート(CI)