Don't brood over what you should or shouldn't have done. That's woulda coulda shoulda thinking.
(ああしたらよかった、こうしたらよかったとくよくよするな。タラは北海道だ)
Vocab Aid:
brood over(くよくよする)
表題の日本語はまぎれもないおやじギャグ。「あそこで点を入れていたら……」とか「あそこでOBを打たなかったら……」と愚痴ると、誰かが「タラは北海道」と混ぜかえします。「ああしておいたら、こうしておいたら」と、今さら悔やんだところで始まらないというのが、その真意。そういうことなら、英語にはwoulda coulda shouldaという言いまわしがあります。「~だったら/じゃなかったら」を前句に、それぞれwould've ~(~だったのに)、could've ~(~できたはずなのに)、should've ~(~べきだったのに)のことです。「ああだったら、こうだったらと言うのは無駄」――。これがこの表現が意味するところで、わが国のおやじたちの口を借りれば「タラは北海道」。
How to use:
- I would have won the championship if only I had sunk that putt on the 18th hole.
- Forget it. Using a woulda coulda shoulda mindset doesn’t work.
- 18番であのパットさえ入れていたら、俺は優勝したのに。
- 忘れろ。タラは北海道だ。
Further Study:
おやじギャグにも古典というものがあるらしい。知り合いの長老は「タラは北海道」にはセンスが感じられないと言います。「昔はギャグひとつにも頭を使ったものだ」と、例に挙げるのが「後で結う(言う)のは福助頭」。やはり、「ことが終わった後で知ったかぶりを言う」ことだそうです。さる老舗(しにせ)の足袋屋さんのシンボルである「福助」という人形。チョンマゲを頭の後ろに結っているところから、「結(ゆ)う」と「言う」を掛けて出来たのがこの表現です。英語で言うならit's easy to be wise after the event(ことが起こった後で利口になるのはたやすい)というところでしょう。
- He embezzled funds? I knew all along that he would.
(彼がおカネをごまかした?あの人はそんなところだと、私は最初からわかってたわ) - It's easy to be wise after the event, you know.
(後で言うのは福助頭)
コスモポリタン・インスティテュート(CI)