I know how you feel, but you have no alternative. Try to make a virtue of necessity.
(気持ちはわかるが、君がやるしかないんだ。どうせなら気分よくやってくれ)
Vocab Aid:
alternative(選択肢、替わり)
気がすすまなくても、やらなきゃならないことがあるのが人生。ブツブツ言っても始まりません。どうせなら逆境を順境に変えるのも人生の知恵。これを英語ではmake a virtue of necessityと言います。ここでのvirtue(美徳)は「徳を行うこと」、necessity(必要、不可避)は「やらなければならないこと」と解釈してください。「どうせやるのなら、せめてもの徳を行う」、言い替えれば「どうせやるのなら、潔くやる」――。これがこの慣用句が意味するところです。「どうせなら、ベストをつくす」でも「どうせなら、せめて楽しくやる」でもいいのですが、すべては文脈次第。いずれにしても、底辺にあるのは「やらなきゃしょうがない」という「覚悟」ですから、もうひとつ「開き直る」という訳をあててもよさそうです。
How to use:
- How is your new job?
- It’s no picnic. But I decided to make a virtue of necessity and enjoy it.
- 新しい仕事はどう?
- 楽じゃないけど、開き直って楽しむことにしたよ。
Further Study:
どうせならこの機会に「might (may) as well+動詞の原形」の構文にもなじんでおきましょう。「どうせ~なら」にもなれば、「~した方がいいかも知れない」にもなるという、日ごろ出番の多いフレーズ。昔からある例文をひとつ挙げておきます。might as well be hanged for a sheep as a lamb(どうせ絞首刑なら仔羊よりも親羊を盗む=どうせやるならでかいことをやる)。仔でも親でも、羊を盗めば死罪になった時代の言い習わしで、「毒食らわば皿まで」ということでもありますね。
If I have to wait, I might (may) as well feel free to sit and relax.
(どうせ待たされるのならリラックスして、気楽に待たしてもらうさ)
We might (may) as well leave now.
(もう出発したほうがいいかも知れない)
コスモポリタン・インスティテュート(CI)