The hard training brought my frailty home to me.
(きびしいトレーニングで、私は自分の体力のなさを思い知りました/知らされました)
Vocab Aid:
frailty(弱さ)
「主語+bring … home to ~」が基本の文型。「…」のところには「思い知らせるコト、モノ」、「~」には「思い知らされる人」が入ります。ですから上記の例文は「きびしいトレーニングは私に自分の体力のなさを思い知らせた」が直訳。「…」の語数が多い場合は、the pictures brought home to us the horrible realities of the disaster(写真を見て、私たちは災害のひどい現実を思い知らされた)のように、「…」を最後にもってきます。でなければ「…」をとりあえず仮目的語の「it」で受けておいて、続く「that」節でその内容を説明するのもひとつの手ですね。さて、bring … home(家に…を持って帰る)が「思い知らせる」ことになるワケはFurther Studyで。
How to use:
- What led him to apologize so profusely?
- The public anger brought it home to him that he made a terrible mistake when he abused taxpayers’ money for private purposes.
- あの人があんなに謝るのは、どういう風の吹きまわし?
- 世間が怒って、彼は税金を私的な目的に使ったのは間違いだったと思い知ったんだよ。
Further Study:
Jim brought candy home to his daughter.という文章があれば、「ジムは娘にキャンディーを持って帰った」。なのに、同じ「bring … home to ~」が一方では「思い知らせる」の意味になるのはなぜか――。簡単に言えば、このケースではhomeが「家」ではなく、「ものごとの核心」の意味で使われていることによります。close to home(ホームに迫って)が「なまなましい」「痛いところをつく」などの意味になるのも、homeがその意味で使われているからです。表題のフレーズにしても同じことで、「トレーニングが、体力のなさという自分の核心に迫った」ということですね。
He is angry because your remark hit close to home.
(彼が腹を立てたのは、君に痛いところをつかれたからよ)
Your account of the accident hits all too close to home.
(君の事故の話は生々しすぎる)
コスモポリタン・インスティテュート(CI)