There is no hard and fast rule about the threshold for metabolic syndrome.
(どこからがメタボかという、はっきりした決めはありません)
Vocab Aid:
threshold (玄関、入口) metabolic syndrome (メタボ症候群)
メタボ、メタボと言うけれど、どこからがメタボかというはっきりした決めはないと、知り合いの医者が笑っていました。こんな場合の「はっきりした決め」はhard and fast rule(s)と言います。hardもfastもここでは「しっかり」ということで、hard and fastで「しっかり定着した」状態を意味します。もともとは、陸に上がった船は動こうにも動けないことを言うフレーズで、hard-and-fastとハイフンでつなぐことも。もの好きな人が調べたところ、ハイフンつきの方は「はっきりした~はない」と、「ない」を強調する文脈で使われる傾向があるものの、はっきりした決めはないそうです。
How to use:
- How late at night can we stay out?
- Well, we have no hard and fast rules at this dorm when it comes to curfew.
- 夜は何時まで帰ってこなくてもいいのですか。
- ウチの寮は門限については、はっきりした決めはないんだ。
Further Study:
「はっきりした決め」の反対は「大まかな決め」。英語ではrule(s) of thumb(親指ルール)が定番です。これがなぜその意味になるのかはナゾで、由来については色とりどりの説があります。なかには17世紀頃のイギリスでは、家庭内暴力で親指より太い棒を使うと罰せられたから――というとんでもない説もあるくらい。指の太さには個人差がありますから、なるほど「大まかな決め」と言えますね。もうひとつ、昔は親指の頭から第1関節までを1インチとして大体の寸法を測ったからという説もあります。大してアテにはなりませんが、この方がまだ信憑性がありそうです。
We have a rule of thumb that our whole family dines together on Sunday nights.
(おおまかな決めとして、ウチの家族は日曜の夜は全員で食事をすることにしています)
As a rule of thumb, mom boils her eggs for no more than 5 minutes.
(おおまかな決めとして、ママは卵は5分以上はボイルしません)
コスモポリタン・インスティテュート(CI)