They were close, but no cigar. They ended up second.
(あの連中、もうちょっとのところで惜しくも2位だった)
Vocab Aid:
end up ~(~で終わる)
nice try, but no cigarとも言います。これも表題のフレーズも、「惜しかったが、シガーはやれない!」が直訳。「惜しい、もうちょっとだったのにね」ということです。1点差で敗れた試合でも、1ストロークで逃した優勝でも、とにかく僅差で頂点を極めそこなったことなら何にでも使えるところがミソ。数字がひとつ違っただけで外れたジャンボくじにだって、通用します。昔のアメリカの縁日では葉巻を賞品に出すゲーム屋さんが軒を並べていて、負けたお客に店番のおじさんやお兄さんが言うセリフが、これ。それが出どころだそうですが、禁煙全盛の時代になったいまでも、この慣用句が消えてしまうことはありません。
How to use:
- How did she do in the speech contest? Did she win?
- It was close, but no cigar. She finished second place.
- 彼女スピーチコンテストでどうだったの? 勝った?
- 惜しくも2位だったのよ。もうちょっとだったんだけど。
Further Study:
1点差の惜敗でも、敗けは敗け。数字1つで外れた宝くじも、外れは外れ。これが現実というもので、惜しいことはない――と、言っているのがa miss is as good as a mile。as good as ~は「~も同然」ということですから、直訳では「ミス(失敗)は1マイルも同然」と、ワケがわかりません。ここはひとつ、このフレーズが意味するものはan inch in a miss is as good as a mileのことだと考えましょう。そうすれば「1インチのミスは1マイルのミスと同じ=小さなミスも大きなミスも、ミスに変わりはない」になって、ずいぶんわかりやすくなります。
I failed the exam by just one point. A miss is as good as a mile.
(私は1点だけ足りなくて入学試験に落ちました。落ちたものは仕方がありません)
You lost the game by just one run? Well, a miss is as good as a mile.
(1点差で敗けた?敗けは敗けだよ)
コスモポリタン・インスティテュート(CI)