It’s still touch-and-go whether or not they will sign the contract.
(彼らが契約にサインするかどうかは微妙なところです)
Vocab Aid:
whether or not ・・・(・・・かどうかは)
景気が回復するかどうかは「微妙なところ」と大臣が答弁したり、志望校に行けそうかと聞かれた高校生が「ビミョー」と答える――。こんな「微妙/ビミョー」が今回のテーマですから、「微妙な色合い」とか「微妙なニュアンス」といった話は、今日のところは忘れてください。「セーフかアウトか、まだよくわからない」ようなことを指す比喩がtouch-and-go(タッチし、行く)。これを「微妙なところ」と訳すのはやや「微妙」ではありますが、表題が言わんとする意味でならそこそこ当っています。フレーズ自体の由来については多くの説があります。せまい海峡を通過する船の底が岩石にタッチする中ヒヤヒヤしながら航海を続けるところから来たとする説も、そのひとつ。
How to use:
- The new coach does not seem to hold Tom in high regard.
- That may put Tom in a situation.
- 新しいコーチはトムのことを買ってないらしい。
- トムの立場は微妙なことになるかもな。
Further Study:
表題の意味での「微妙/ビミョー」にぴたりとはまる英語句がないという不便は、ウラを返せば何とでも訳せるという便利に通じます。そのひとつがtouch-and-goだったわけですが、他にもtoss-upやiffyなどでもいけそうです。コインを投げてコトを決めるのがtoss-up(トスアップ)。チャンスは五分五分ですから、考えようではこれも「微妙なところ」ですね。一方、接続詞のif (もし・・・なら)にyをつけて形容詞にしたものがiffy(イフィ)。直訳で「もしも的」、意訳なら「まだ決まらない」「不確かな」になって、つまりはこれも「微妙なところ」として使えます。
The coming election will be a toss-up between the two candidates.
(今度の選挙で、2人のどっちが勝つかは微妙なところです)
I’m hoping to play golf tomorrow, but the weather is looking a bit iffy.
(明日、ゴルフに行きたいんだけど、ちょっと天気が微妙なんだよね)
コスモポリタン・インスティテュート(CI)