Jane came up with a plan which was head and shoulders above the others.
(ジェーンが考えたプランはずば抜けていました)
Vocab Aid:
come up with (考えつく)
ランニングをしている選手の一団の中でひときわ足の遅い選手を評して、「あいつはずば抜けて遅いな」とコーチが舌打ちしていました。まあ、たまにはこんな使い方もあるのかもしれませんが、普通「ずば抜けている」とくれば「他より大いに優れている」ことを意味します。英語でならhead and shoulders above ~。「~より、頭と肩のぶん上」が直訳です。
ものの本によると、このフレーズが生まれた1800年のころは、字義通り「(誰かより)頭ひとつ背が高い」だけの意味だったものが、いつの間にか「抜きんでている、卓越している」ことの比喩に変化していったのだそうです。そういえば我々にも「頭ひとつ抜けている」という表現がありますね。
How to use:
- Do you think we can beat them?
- No way. They are head and shoulders above us.
- 俺たち勝てるかな。どう思う?
- 無理だな。相手はずば抜けてるからな。
Further Study:
似たようなことを、我々は「他の追随を許さない」とも言いますね。これも表題のフレーズで間に合いはしますが、折角ですからもうひとつin a class of ~’s own / in a class by ~selfという慣用句も覚えておきましょう。「~自身だけのクラス」が直訳。classには「学級」「階級」のほかにも「卓越した素晴らしさ=stylish excellence」の意味があります。「他の人には真似のできない、その人だけの卓越した素晴らしさ」――。これがこのフレーズの意味するところです。
As a singer, Mary is in a class of her own.
(歌い手としてのメアリーは他の追随を許しません)
When it comes to batting, Bob is in a class by himself.
(バッティングでなら、ボブは他の追随を許しません)
コスモポリタン・インスティテュート(CI)