The government fought shy of raising the consumption tax rate.
(政府は消費税率を上げることに二の足を踏みました)
Vocab Aid:
raise (上げる) consumption tax rate(消費税率)
一歩目は歩き出したものの、二歩目はどうしょうかと足踏みするのが「二の足を踏む」。英語にするときは、単に「ためらった」結果の「二の足」ならhesitate(ためらう)で十分。「思い直した」あげくのことでならhave second thoughts(もう一度考える)でその意が出ます。We hesitated to go ahead.(先に進むことをためらった)でも、We had second thoughts about going ahead.(考えなおした)でも、「我々は先に進むことに『二の足を踏んだ』」。充てる英語句は文脈次第ということですが、「避ける」意味での「二の足」なら表題のfight shy of ~(~との戦いを避ける)が使えます。難敵と戦うことに二の足を踏む――。こう考えると覚えやすくなります。
How to use:
- Jane is a gutsy woman, isn’t she?
- She is. She never fights shy of even confronting the boss.
- ジェーンは度胸があるわよね。
- 本当だ。彼女、部長とケンカすることにだって二の足を踏まないもんな。
Further Study:
冒頭の例文を直訳してみると、「政府は消費税率を上げるという難敵と闘うのはやめにした」。そこから「二の足を踏んだ」という意訳につながるという話です。ところが世の中には、二の足どころか、最初の一歩を踏み出す前から「やーめた!」と逃げを打つ人がいますね。やるべきことをやらずに済まそうとか、払うべきものを払わずに逃げようとする人たち。これをget out of ~ing …と言います。意味は日本語そのままで、「…することから逃げる/逃れる」。get out of doing houseworkなら「家事をやることから逃げる」――。使い方としてはこんなところです。
My husband always tries to get out of doing the dishes.
(私の夫は、いつもなんとか皿洗いから逃がれようとします)
You think you can get out of paying up?
(払わずに済むと思ってるの?)
コスモポリタン・インスティテュート(CI)