Are we on the right track? We need to stop and think about it.
(私たちは間違ってないのでしょうか? 立ちどまって考えてみる必要があります)
Vocab Aid:
be on the right track(正しい方向にある)
「立ちどまって考える」――。東京が抱える諸問題に関して、小池百合子都知事が記者会見でそう繰り返していました。英語で言えばstop and think(ストップして考える)と、日本語がそのまま英語になってます。ちなみに、この誰もが知っている「stop」ですが、案外使い方を間違える人が多いようです。stop to ~(~するために立ち止まる)とstop ~ing(~するのを止める)の違いですね。「あー、そういえば学校で習ったなあ」と思い出す方も多いと思いますが、stop to smokeは「タバコを吸うために立ちどまる」、stop smokingは「タバコを止める」。もう一度基本にかえって、このあたりのところを整理しておきましょう。
How to use:
- How can we drop this project at this late in the day?
- But we still have time. We should stop and think about it.
- ここまで来て、このプロジェクトを放り出すわけにはいかんだろう。
- しかし、時間はまだあります。ここで立ちどまって考えるべきです。
Further Study:
何か考えるべきことやものがあるから、「立ちどまって考える」わけですね。その「何か」のことを英語では「food (食べもの)」で言い表します。food for thoughtで「思索の糧(かて)」。比喩として「考えるべきこと、もの」や、文脈次第では「参考になること、もの」などの意味になります。Your idea gives me food for thought.なら「君の意見には考えさせられるものがある」。一度取りこんでじっくり吟味すれば、新しい考えにつながるような「ことや、もの」――。食べたもの(food)が胃の中で咀嚼され、それから栄養になることに比して出来た慣用句です。
Although the crisis was averted, the incident provided lots of food for thought.
(危機は回避されたものの、その出来事は多くの教訓を残した)
We appreciate your opinion. It gave us food for thought.
(ご意見ありがとうございます。参考になりました)
コスモポリタン・インスティテュート(CI)