The restaurant has a dress code. You won’t pass muster without a jacket.
(上着なしでは、そのレストランの服装基準は満たせません)
Vocab Aid:
dress code(服装基準)
現代の世は規制・基準で成り立っているといっても過言ではありませんね。上は地球温暖化ガスの排出量基準のような世界レベルのルールから、下は「ウチの娘は午後4時が門限だ」のような家庭レベルのハウスルールまでいろいろです。とりわけ厳しいのが軍隊。服装は整っているか、靴はピカピカになっているか、銃器は手入れしてあるか――。これをチェックするために兵を集合させることをmuster(マスター)と言います。で、この検査に合格するのがpass muster(マスターにパスする)。もとは軍隊用語だったこのフレーズも、いまでは「基準を満たす」「合格ラインをクリアする」などの一般語として世間に通用しています。
How to use:
- You’ve done great, Joe.
- Did I pass muster?
- ジョー、よくやった。
- 合格ですか?
Further Study:
外国のレストランで食事をしていると、Is everything OK? Does the food come up to your standards?(ご不満はありませんか?食事はお口に合ってますか?)と、そのテーブルが受け持ちのウエイターがやってきて、にこやかにワインなどを注ぎ足して立ち去ります。こうなると、こっちも少しチップをはずもうかという気になる。このcome up to ~’s standards(~のスタンダードに達する)も「合格ラインをクリアする」ということですね。「基準を満たす」には、こんな言い方もあることを覚えておきましょう。
The prima donna’s performance did not come up to her standards last night.
(そのプリマドンナの昨夜の演技は、彼女としてはいつもの出来ではなかった)
The boss says that none of the new recruits come up to our standards.
(新入社員はどいつもこいつもウチの基準に達してないと、部長は言っています)
コスモポリタン・インスティテュート(CI)