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キャッシュフロー計算書見れば 経営者の意思がわかる 第8回 キャッシュフロー計算書の8つのパターン

■キャッシュフロー計算書の8つのパターンで会社の状況が見えてくる

 では、キャッシュフロー計算書の分析方法を説明しましょう。簡単にいえば、キャッシュフロー計算書は収支計算書です。つまり現金の動きをあらわす表です。ただし、3つの欄に分かれています。「営業活動によるキャッシュフロー(Cash flows from operating activities)」「投資活動によるキャッシュフロー(Cash flows from investing activities)」「財務活動によるキャッシュフロー(Cash flows from financing activities)」の3つです。

 キャッシュフロー計算書は現金の出入りをあらわす表ですから、それぞれの欄で金額がプラス(+)になる場合とマイナス(-)になる場合があります。すると、3つの欄のプラス・マイナスの組み合わせは、図表1に示すように合計8パターンが考えられます。このキャッシュフロー計算書の8つのパターンで会社の状態や戦略や経営者の意思が読み取れるのです。

 キャッシュフロー計算書でまずチェックするのは、営業キャッシュフロー(Operating cash flows)がプラスになっているかマイナスになっているかです。営業キャッシュフローがマイナスということは営業活動によって現金が稼ぎ出せていないということです。ベンチャー企業の創業期など、なかなか現金が増えていかない時期もあるでしょうが、営業キャッシュフローがマイナスということは一般的にはよくない状況です。

 当期純利益は、本業の営業活動に大きな問題はなくても赤字になる場合があります。有価証券の評価損が出る場合などです。ただし、営業キャッシュフローがマイナスということは本業の営業活動によってキャッシュが生み出せていないということですから、ゆゆしき事態であるといえます。営業キャッシュフローがプラスかマイナスかをまずチェックしてください。

図表1 キャッシュフロー計算書の8つのパターン

キャッシュフロー計算書見れば 経営者の意思がわかる

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