Jack was bitten by a dog he had been abusing. He reaped the whirlwind.
(ジャックは犬をいじめていたら噛まれました。身から出たサビです)
Vocab Aid:
be bitten(噛まれる) abuse(いじめる、虐待する)
政界、実業界、スポーツ界。どこを向いても身から出たサビで苦労をしている人や組織が目につきますが、わが身を顧みればエラそうなことは言えません。小さなサビならしょっちゅう出ています。そこで今日はreap the whirlwind(嵐を刈り入れる)のお話です。
旧約聖書にあるsow the wind and reap the whirlwind(風を蒔いて嵐を刈る)の短縮版。軽い気持ちでやったこと(=風を蒔く)が重大な結果(=嵐)を生むことの比喩で、ごくまれなケース以外ほぼ毎回「身から出たサビ」「自業自得」などの意味で使われます。日本語は名詞句でも、英語での表現は動詞句になるところにご注意。
How to use:
- He had been fooling around all these years and failed the entrance exam.
- He reaped the whirlwind.
- 彼はここ何年も遊んでばかりいて、入試に失敗しました。
- 身から出たサビね。
Further Study:
reap the whirlwindに触れたら reap what ~ sowに触れないわけにはいきません。こっちは新約聖書の一節から転じた諺(ことわざ)で「自分が蒔いた種を自分で刈り取る」が直訳。自分がやることはすべて自分に返ってくる、つまり悪いことをすれば悪い結果、いいことをすればいい結果が待っているということですね。やはり「身から出たサビ」「自業自得」の意味で使うことが多いフレーズですが、そうばかりとも限らない。下に例を挙げておきます。
He was arrested on charges of embezzlement. He reaped what he sowed.
(彼は横領で逮捕されました。身から出たサビです)
The city council commended her for her devotion to social welfare. She reaped what she sowed.
(市は社会福祉への貢献で彼女を表彰しました。彼女は苦労が報われました)
コスモポリタン・インスティテュート(CI)