John has been in arrears on rent. He feels he can't hold his head high.
(ずっと家賃を滞納しているので、ジョンは肩身の狭い思いをしています)
Vocab Aid:
in arrears(遅れて、滞納して) rent(家賃)
世間に対してひけめを感じることを、我々は「肩身が狭い」と言います。ここでの「肩身」は「(人に対して胸を張ることができるかどうかという点から見た)肩や体」のことと、新明解国語辞典にあります。英語でこの意味での「肩身」はhead(頭)で言い表します。hold ~'s head high(頭を高く掲げる)で「胸を張る」、つまり「堂々とする」ことですね。Tom lost the game, but he held his head high.なら「トムは試合で敗けたが、堂々としていた」――。ここまで来れば、あとは簡単。このフレーズにcan'tをつけてcan't hold ~'s head highにすれば「胸を張れない」、言い換えれば「肩身の狭い思いをする」になるというわけです。
How to use:
- Jane had boasted that she could get that deal hands down. But she failed.
- Now she must be feeling that she can't hold her head high.
- ジェーンはあんな契約なんかわけなく取れると大口叩いておいて、取れなかったのよ。
- いまごろ彼女は、肩身の狭い思いをしてるだろうよ。
Further Study:
洋書を読んだり洋画を見ていると、I'm proud of you.というセリフに、よく出くわします。直訳で「私はあなたを誇りに思う」。我々もスピーチなどでは、この訳で使うこともありますが、気のおけない日常会話での適切な訳語はないかと思案していました。で、思いついたのが「肩身が広い」――。先ほどの辞書には「世間に対する誇らしい感じ」のことと出ています。念のために若い人たちの意見を聞いてみると、そんな日本語は初めて聞いたと言う。「肩身が狭い」は知っていても、「広い」の方は知らないそうです。というわけで、下の例文では2通りの日本語訳をつけておきます。
- Dad, I won the championship.
(お父さん、僕、優勝したよ)
- You did? Attaboy! I'm proud of you.
(そうか、でかした。わしも肩身が広いぞ/鼻が高いぞ)
コスモポリタン・インスティテュート(CI)