Kate blushes when she sees Tom ─ a dead giveaway she is in love with him.
(ケイトはトムに会うと顔を赤らめます。彼に恋をしているのは明々白々です)
Vocab Aid:
blush(顔を赤らめる)
giveとawayを一緒にしたgiveawayは「簡単に推測できるもの、たやすく手に入るもの」がそもそもの意味で、「くれてしまう」とでも言うか、まあそんなところが直訳です。商店街などがタダで配る景品もこう呼ばれるし、閉店セールの店員さんが「持ってけ、ドロボー!」と勇ましいかけ声で安売りする商品の値段はgiveaway price(捨て値)。deadをつけてdead giveawayにすると、「秘密が簡単に推測できる(なんらかの)示唆」、ひいては「動かぬ証拠」「あからさまな証(あかし)」などの意味になります。「明々白々」ということですね。ここでのdeadは「死んで」の意味ではなく、giveawayを強調しているだけのことです。
How to use:
- No, mom, I swear I didn’t eat the cake.
- Then what’s that cream around your lips? That’s a dead giveaway that you ate it.
- 僕はケーキなんか食べてないよ、ママ。誓ってもいい。
- それじゃ、口のまわりのそのクリームはなんなの? 食べたのは見え見えじゃないの。
Further Study:
以前にred-handed(血塗られた手)とsmoking gun(くすぶっている銃)というフレーズをご紹介したことがあります。いずれも「動かぬ証拠」「明々白々な証拠」のことですね。そこからbe caught red-handed/with a smoking gun(血塗られた手のまま/撃ったばかりの銃を持ったままつかまる)と言えば「現行犯逮捕」。今日はbe caught with ~’s hand in the cookie jar(クッキーの入れものに手を突っこんだところをつかまる)というイディオムをもうひとつ。やはり「動かぬ証拠をつきつけられてつかまる」ことを意味します。クッキーの1つや2つ盗ってもどうということはないのですが、たまにへそくりを隠す人がいるところから出来た表現だという話です。
He was caught with his hand in the cookie jar while trying to steal a book.
(彼は本を盗もうとしているところを見つかって、現行犯逮捕されました)
The governor was caught with his hand in the cookie jar when he took a bribe from a construction company.
(知事は建設会社から賄賂を取ってつかまりました)
コスモポリタン・インスティテュート(CI)