When I flunked the exam, Bob rubbed my nose in it.
(僕が試験に落ちたら、ボブはそのことをしつこくあげつらいました)
Vocab Aid:
flunk(失敗する)
「論う」と書いて「あげつらう」と読むと、国語辞典にあります。意味は「ことの善し悪しを論ずる」「失敗や欠陥などをことさら言いたてる」と定義しています。「ことの善し悪しを論ずる」という意味についてはtalk about good and evilとでもなんとでも言えますが、問題は「失敗や欠陥などをことさら言いたてる」のほうですね。この意味に近い英語の既成句を探すとrub ~’s nose in it(~の鼻をそれにこすりつける)に行きあたります。本来はペットの犬や猫をしつける方法を指す言葉です。粗相をした所にペットの鼻ヅラをこすりつけてお尻ペンペンすると、それがしつけになるという意味。比喩に転じて、人が思い出したくもない失敗や間違いをくり返し言いたてることを意味します。つまりは「(しつこく)あげつらう」。
How to use:
- Hey, I’ve heard you guys were beaten. What do you have to say about that?
- We are trying to forget it. Stop rubbing our noses in it.
- お前たち敗けたんだってな。何か言うことはないのか。
- こっちは忘れようとしてるんだ。あげつらうのはよせ。
Further Study:
rideが「乗る」であることはご存知ですね。ride a busなら「バスに乗る」、ride a bicycleなら「自転車に乗る」。ride the wave of ~にすれば、日本語同様「~の波に乗る」ということになります。He may win the election, riding the wave of his popularity.と言えば「彼は人気の波に乗って選挙に勝つかもしれない」。そのrideですが、俗語で「(人を)しつこくからかう」「しつこくいやがらせを言う」の意味があります。ride ~ about …の形で「~を…のことでしつこくからかう、いやがらせを言う」。これも「あげつらう」のひとつの言い方ですね。
Why do you ride him so hard about it?
(あなたは、どうしてそのことで彼にそんなにいやがらせを言うの?)
Bob rides me about my failing the exam.
(僕が試験を落ちたことを、ボブはしつこくからかいます)
コスモポリタン・インスティテュート(CI)