I hate to rain on your parade, but the radar gun there fudges the count.
(水を差したくはないけど、あそこのスピードガンはサバを読むんだよ)
Vocab Aid:
radar gun(スピードガン) fudge the count(数字のサバを読む)
若きエースが日本野球界最速の165キロの剛球を投げて、みんながスゴい、スゴいと盛りあがる。すると知ったかぶりが出てきて、「あの球場のスピードガンはサバを読むからな」と興ざめなことを言う。こんな話があれば、これが「水を差す」の典型例ですね。英語でならrain on ~’s parade(パレードに雨を降らす)。賑やかなパレードで盛りあがっているところに、意地悪な神様が雨を降らせてせっかくの気分を台なしにしてしまう――。言ってみればこういうことで、そこから「水を差す」「冷水を浴びせる」の意になります。念のために「水を差す」を国語辞典で引いてみると、「意気込んで何かをしようとしている人に、嫌味めいたことを言う」こととあります。
How to use:
- Guess what. I passed the exam.
- I don’t mean to rain on your parade, but I’ve never heard of anyone who failed it..
- 聞いて、聞いて。私、試験に受かったのよ。
- 水を差すようだけど、あの試験に落ちた人の話は聞いたことがないわね。.
Further Study:
「水を差す」「冷水を浴びせる」には、put a damper on ~とか、throw cold water on ~のような言い方もあることは、以前に別の話でご紹介しました。そこで今日は、「水を差す人」のお話です。みんなが盛りあがっているときに興ざめなことを言ったりしたりして、雰囲気をシラけさせる人。英語ではこんな人のことをwet blanketと言います。「濡れた毛布」――。燃え盛る火を、水で濡らした毛布で消すことからきたフレーズで、盛りあがったムードに水をかける人を指す比喩になります。さっきの「あそこのスピードガンはサバを読む」などとシラけたことを言う人のことですね。
No, she is not invited because she is such a wet blanket.
(いいえ、彼女は呼ばれていません。彼女は場をシラけさせますから)
Come on, John, don’t be a wet blanket.
(さあ、さあ、ジョン。もうちょっと陽気にやろうじゃないか)
コスモポリタン・インスティテュート(CI)