【戦略財務】資本コストを意識した価値創造経営の実践

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役員・経営幹部向け実践コース/定員40名・事前課題・演習あり

【戦略財務】資本コストを意識した価値創造経営の実践

役員の戦略投資意思決定に必要な財務関連知識を習得する

事業環境が急速に変化するなかで、会社役員、経営幹部などのマネジメント層は、いま起きている課題にどのように対応すべきか、適切な判断を下し、説明できる能力を持つことが強く求められています。
 この実践コースでは、前例に学ぶことで正解を見つけるのではなく、戦略的に考え抜き、問題の本質をつかみ、 判断する力を養います。全般を通じて、経営者が持つべき価値基準やリーダーシップの在り方も明らかにしていきます。
 演習やディスカッションを通じて、他社の役員・幹部の考え方や視点に触れ、講師のフィードバックを受けることで本質的な学びにつながります。
 4つのテーマを一体で学ぶことで、バランスの取れた判断力を養うことができます。また、優先して学びたい講座を選択受講することもできます。
 自らが判断するために必要な軸をつくり、多くの気づきが得られる経営層向けの公開型研修です。

◇参加対象:
経営、事業についての判断が求められる会社役員、幹部クラス、
経営者に必要な思考力と判断力、リーダーシップを身につけたい方など

会社役員・経営幹部シリーズ一覧はこちら

セミナーの狙い

上場企業が守るべき行動規範を示したコーポレートガバナンス・コードでは、「資本コストを意識した経営の実践」、すなわち、収益力や資本効率の目標をわかりやすく示した事業戦略の提示とその実行が企業に求められています。
このような経営環境の下では、自社の事業価値創造に貢献するための基本的な財務知識を習得し、これを個々の事業戦略の検討や経営判断のなかで活かしていくことは、CEO(最高経営責任者)、CFO(最高財務責任者)のみならず、各事業を担う全ての役員に求められるようになっています。
 この講座では、中長期の事業成長を大きく左右する設備や事業への投資(戦略投資)における意思決定の場面において、役員が必ず知っておくべき財務関連知識について、M&Aアドバイザーや財務コンサルティングの実務経験豊富な専門家が、基本的な知識から最新の実務動向まで、ポイントを絞ってわかりやすく解説します。
 この講座において財務の基礎知識を確認し、事業投資採算に関するケーススタディーのシミュレーション演習を体験することで、戦略投資関連議案を意思決定していく際、必ず押さえておくべきチェックポイントが理解できます。
 会社役員・経営幹部向けシリーズ『経営意思決定に必要な会計・財務知識』や、『事業経営に必要な会計財務数値の読み方と活用法』の内容を理解している方向けのステップアップ講座としてご活用ください。

【この講座で学べること】
◇投資採算判断など資本コストを意識した経営の実践に必要な知識が身につきます
◇売上、キャッシュフローを増やすバリュードライバーが何かがつかめます
◇戦略的な投資意思決定時に必要な財務関連知識と検討の勘所が理解できます

※セミナー当日は必ずPCをご持参ください。エクセルシート(当日USBメモリにてお渡しします)を使い、各種シミュレーションを行います。


【事前課題】 戦略事業投資に関するケーススタディーの読み込み
取引先企業へ役員派遣を伴う出資を行い、グループシナジーを活用して経営を立て直すことで、自社の成長事業領域を広げる事業投資に関するケーススタディーを行う予定です。
資料は開催1週間前に事務局からメールでお送りします。A4で4~5枚程度、資料を読み込む所要時間は約1時間です。

【申込締切日】 2019年12月9日(月)

概要

【戦略財務】資本コストを意識した価値創造経営の実践

検索番号
P1901874
開催日時
2019年12月16日(月)10:00~17:00
定員
40
受講料
77,000円(税抜き70,000円)
会場
御茶ノ水トライエッジカンファレンス
申込期間
2019年10月7日(月)~12月9日(月)

プログラム

◆1.戦略財務の考え方:「損益の改善」から「事業価値創造」へ
(1)利益改善は短期目線、価値創造は中長期目線
(2)利益からキャッシュフローへ
(3)キャッシュフローの時間価値を理解する
(4)「資本コスト」を理解し、意識する
(5)残余利益とは何か~資本コストを意識した残余利益の考え方
 ※残余利益=当期純利益-資本コスト
(6)戦略投資の意思決定における役員の善管注意義務

◆2.役員が理解すべきキャッシュフロー創出のための事業計画上の財務KPI
  ~価値創造のバリュードライバーを知る
(1)事業売上の持続的成長シナリオを描く
(2)利益マージンを確保する
(3)タックスプランニングの重要性
(4)PLでは見えてこない運転資本管理とキャッシュマネジメント
(5)資本的支出・R&D、マーケティング費用のマネジメント
(6)資本コストの最適化

◆3.役員に必要な投資採算分析の基礎知識
  ~基本となる分析手法の考え方と指標の意味を理解する
(1)回収期間法と投下資本利益率法のポイント
(2)NPV(正味現在価値)法とIRR(内部収益率)法のポイント
(3)事業投資の採算シミュレーションの活用ポイント

◆4.【演習】事業投資の採算分析~ポイントを体験的に理解する
  ~取引先企業への戦略事業投資のファイナンシャル・シミュレーション
【事前課題】 戦略事業投資に関するケーススタディーの読み込み
(1)前提条件の置き方と妥当性
(2)善管注意義務としてのチェックポイント
(3)最悪シナリオの想定とその対応策

◆5.事業投資実行における意思決定者のチェックポイント
(1)事業・財務等に関する必要十分な事前調査を実施する
(2)市場価値(相場感)と事業家的価値を把握する
  ~シナジー効果と経営支配権プレミアムの関係
(3)投資の意思決定に向けての付帯条項を検討する
  ~買い方やその時期でリスクは一定程度コントロールできる
(4)投資条件交渉の一般的な留意事項、論点
  ~定量的に盛り込めないことをどう考えるか
(5)投資後の事業計画とモニタリング体制の確認
  ~投資後に必要なコストを想定する

◆6.まとめ

講師紹介

  • 夏目 岳彦氏(なつめ たけひこ)

    夏目 岳彦氏(なつめ たけひこ)

    ミネルヴァインサイト合同会社代表 公認会計士

    1998年青山監査法人(現PwCあらた監査法人)入所。会計監査業務の他、関連財務コンサルティング会社にてM&Aのための財務デューデリジェンス、企業価値評価、IPO支援業務等を担当。2000年日本証券業協会店頭登録審査部に出向、新規上場会社の上場審査業務を担当。07年有限責任監査法人トーマツ入所、金融事業部、アドバイザリー事業部に在籍。M&Aの事業・財務デューデリジェンス業務や企業価値評価業務、PMI支援業務、事業再生計画策定・支援業務等のコンサルティング業務に従事。金融機関、上場企業等に対し会計・財務・問題解決力・提案営業力強化に関連した各種人材育成プログラムの企画立案、講師を担当し、「現場実務の第一線の知見を研修プログラム化して伝える」活動に精力的に取り組む。15年8月有限責任監査法人トーマツのパートナーを退任し、ミネルヴァインサイト合同会社を設立、代表就任。事業承継やM&A関連サービスの他、多くの上場企業、金融機関においてカスタマイズ型の人材育成プログラムを企画・提供している。一橋大学大学院国際企業戦略研究科金融戦略・経営財務コース修了(MBA in Finance)。

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