- 日経ビジネススクール TOP
- 人事・労務・総務
- 3時間でわかる 管理職のためのメンタルヘルス入門 <Eラーニング>
管理職に不可欠なメンタルヘルスの知識
なぜ、部下の個人的な心の不調に関わらなければならないのか?
どのようにすれば、部下の不調の問題に気が付くことができるのか?
部下の不調に気が付いた時に何を行うのがよいか?不調の部下が休業、休職から復職してきた時に、何を行うのがよいか?
部下の不調を起こさないために、何に気を付けるのか?
部下の不調に対応する際に、気を付けるべき点は何か?どのようにして、部下のストレスを軽減し、メンタルヘルスを改善するのか?
何らかのダメージを受けた場合に、部下や組織をどのように立ち直らせるか?
部下と組織の生産性と創造性を向上させるために、何を行うのか?
部下の不調や行動上の問題が、なぜ課題なのか?
どのように取り組むか?何を行うのか?
2020年代となり、VUCA世界と称される予測不能で変化の激しい現代、ビジネスパーソンを取り巻く環境は大きく変わりました。経済のグローバル化、成果主義の導入、リストラに伴う業務負担の増加を経て、少子化による国内マーケットの縮小や高まる将来への不安、さらに家庭の機能の弱体化を背景に、多くのビジネスパーソンが日々強いストレスを感じながら仕事を続けています。
働き方改革が叫ばれる一方で、2020年からの新型コロナウイルス感染症(以降、新型コロナと呼称)の流行拡大、急激に導入が進んだテレワークは孤立や孤独をもたらし、仕事と職場に強く影響を与えてきました。
その結果、メンタルヘルス不調に陥り、休職、さらには退職にいたるケースが増えています。

管理職としての仕事とはかけ離れた事柄に見えると思いますが、これらはいわばコンプライアンスです。
また不調が生じると個人と職場の生産性が下がり、場合によって裁判沙汰になることすらあります。損失も回避、縮小する必要があり、職場とご自身のリスク管理も行うことになります。
一方で人間の動機や行動において、知性、知識、理性のレベルの下には感情が強く影響しています。
感情面と身体面、行動面は強く関連性があり、例えば日頃の生活習慣や人間関係の豊かさはメンタルヘルスの状態を左右します。
管理職として、部下のメンタルヘルスをより良い状態に持っていくことができれば、個人の動機が強まり、生産性が向上し、創造性が発揮される確率が高まります。
本講座では、管理職として、人的資源である部下のストレスやメンタルヘルスの負の側面を最小限にとどめ、正の側面を最大化するポイントを理解し、実践の手がかりを解説します。
講座のゴール
管理職として、人的資源である部下のストレスやメンタルヘルスの多岐に亘る課題を把握して、その負の影響を最小限にとどめること、さらに個人と組織の生産性を最大化するヒントを理解し、実践の手がかりをつかむことを目標とします。
●ストレスやメンタルヘルス不調を含む、様々な部下の持つ幅広い問題点を正確に理解して、部下による対処を支援し、上司として適切な対応を行いながら、個人と職場への影響を許容できる範囲に収めるということ
●自身と部下の心身の健康や感情の状態に着目し、個人が生産性の高い状態を保ち、組織として業績を挙げやすい状況を保つこと
概要
- 検索番号
- P1600114
- 受講料
- 8,800円(税抜き8,000円)
開催月 | 申込期間 | 講座受講期間 |
---|---|---|
受付中 2023年12月15日開講講座 | 2023年9月1日(金) ~2023年12月6日(水) | 2023年12月15日(金) ~2024年2月14日(水) |
受付中 2024年1月1日開講講座 | 2023年10月1日(日) ~2023年12月20日(水) | 2024年1月1日(月) ~2024年2月29日(木) |
受付中 2024年1月15日開講講座 | 2023年10月1日(日) ~2024年1月5日(金) | 2024年1月15日(月) ~2024年3月14日(木) |
受付中 2024年2月1日開講講座 | 2023年11月1日(水) ~2024年1月23日(火) | 2024年2月1日(木) ~2024年3月31日(日) |
受付中 2024年2月15日開講講座 | 2023年11月1日(水) ~2024年2月6日(火) | 2024年2月15日(木) ~2024年4月14日(日) |
プログラム
本講座の特徴
●専門家の知見に基づいて語られることが多い職場のストレスやメンタルヘルス不調の問題を、法的な裏付けやマネジメントの実践という視点から説明●管理職として遭遇しうる、ストレスやメンタルヘルス不調だけでなく、行動上の問題まで踏み込んで、幅拾い問題を紹介
●マネジメントの実践のために、職場のメンタルヘルスという枠組みを超えて、行政による施策の背景や関連する専門分野の知見を統合し、分かりやすく説明
●いわゆるパワハラ、セクハラ、カスハラ、リモハラ(テレハラ)、コロナ禍からアフターコロナの状況、在宅勤務を中心とするテレワーク、高年齢労働の進展によるシニア層、Z世代と呼ばれる若年層といった、近年の課題や問題と対処までカバー
1st Lecture 職場のストレスや部下のメンタルヘルス不調に関する管理職の責任とリスク
なぜ、部下の心の不調に関わらなければならないのか?
●部下のストレスとメンタルヘルスに関わる責任
●職場のメンタルヘルス対策はコンプライアンスである
●職場のメンタルヘルス対策と関連するリスク
●メンタルヘルスに関する責任の変化・強化
●職場のメンタルヘルスにおける労災補償制度と最新の基準
●増加する精神障害の労災申請と支給決定の状況
●安全配慮義務を問われる民事訴訟のリスク
●職場のメンタルヘルス対策は厚生労働省が注力する課題
●メンタルヘルス不調は珍しくない
●メンタルヘルス不調は損失を生じる
●まとめ~なぜ、部下の心の不調に関わらなければならないのか?
●確認テスト2nd Lecture 部下のメンタルヘルス不調に関して求められる具体的な対応
部下の心の不調に気付いた時にどのように考え、何を行うのか?●不調を背景とする仕事や職場の支障に気が付く~「事例性の把握」
●メンタルヘルス不調に関する抵抗感を理解する~「スティグマの解消」
●事例性のある部下との対話~プライバシーに留意して、傾聴に努める
●事例性のある部下への対応における関係者との「連携」
●病気の有無やその程度を意味する「疾病性」の専門家による確認
●不調が確認された後に職場側の責任を検証する~「作業関連性」の確認
●疾病性に基づく休業、休職の開始~「職場復帰支援プログラム」への関与
●職場復帰の際に検討すべきこと~充分な気力と体力の回復の確保
●不調の部下の職場復帰を受け入れる準備
●職場復帰後のフォローアップで注意する点と「落としどころ」
●まとめ~部下の心の不調に気付いた時にどのように考え、何を行うのか?
●確認テスト3rd Lecture 部下のストレスやメンタルヘルス不調に関する留意点と応用
部下の問題に対処する際に知っておくべき課題や求められる対応は何か?●未然防止、早期発見、リハビリテーションからフォローアップという流れ
●メンタルヘルス対策で求められる職場内の体制、仕組みと機能
●管理職として知っておくべきストレスチェック制度
●管理職としてのストレスチェックに対する適切な態度
●強いストレス要因として不調の原因となるパワーハラスメントの防止と対処
●事業や職場の運営で発生しうる他のハラスメントの防止と対処
●管理職として知っておきたい就業上の措置の定めと両立支援の考え方
●管理職として正しく理解したい、発達障害とパーソナリティ障害
●メンタルヘルス不調に含まれる行動上の問題への対処
●不調の部下に対応する際に順守すべき健康情報管理とその考え方
●まとめ~部下の問題に対処する際に知っておくべき課題や求められる対応は何か?
●確認テスト4th Lecture 管理職として取り組む、個人と組織の生産性の回復、維持と向上
職場のメンタルヘルスに関連する幅広い事柄をどのように捉えて、行動するのか?●部下と共に取り組むストレス対処~「セルフケア」
●管理職として知っておきたい障害者雇用と合理的配慮の実践
●年上のシニア層に対する心身のケア
●令和時代の新入社員~若手=Z世代による問題
●コロナ禍や新しい感染症の影響を和らげるケアの実践
●危機を乗り越えるレジリエンスの強化
●テレワークにおけるメンタルヘルス対策と注意点
●リスクと損失を回避し、生産性を向上させるコミュニケーション
●可能な範囲で心掛けたい個人的な問題への支援
●ストレスチェックの結果を活用した職場環境改善活動の実践と協力
●まとめ~職場のメンタルヘルスに関連する幅広い事柄をどのように捉えて、行動するのか?
●確認テスト応用演習問題
講師紹介
亀田 高志氏(かめだ たかし)
株式会社健康企業 代表・医師
1991年産業医科大学医学部卒。
労働衛生コンサルタント、日本内科学会認定内科医、日本医師会認定産業医。
職場のメンタルヘルス対策、高年齢労働に伴う安全衛生・健康管理及び感染症を含む危機管理対策を専門とし、企業や自治体、人事担当者や専門家に向けたコンサルティングと教育・啓発を手掛ける。
これまで担当した職場のメンタルヘルス対策を含む研修、講演は延べ2000回以上、受講者は累計6万人を超える。
福岡産業保健総合支援センター産業保健相談員、国際EAP協会日本支部理事、日本産業衛生学会エイジマネジメント研究会世話人を務める。
社会保険労務士がメンタルヘルス対策等を学ぶ健康企業推進研究会®も主宰している。
著書は『管理職ガイド~はじめてでも分かる若手の取説(令和のZ世代を受け入れ、育て、問題に対処するポイント)』(労働開発研究会)、『管理職のためのメンタルヘルス・マネジメント』『人事担当者のためのメンタルヘルス復職支援』(労務行政研究所)、『【図解】新型コロナウイルス メンタルヘルス対策』(エクスナレッジ)『社労士がすぐに使える!メンタルヘルス実務対応の知識とスキル』(日本法令)等多数。開催日時 講師が担当する他の講座 オンライン講座 3時間でわかる 管理職のためのメンタルヘルス入門 <Eラーニング>
日経ビジネススクール オンライン講座 事務局
TEL 03-6812-8679 FAX 03-6812-8755
Eメール:nikkei-on@nex.nikkei.co.jp
受付時間:営業日の9:30~17:30 <営業日>土日祝、国民の休日、年末年始(12/28~1/4)を除く日
免責事項
●申し込み・受講にあたって
受講にあたっては、日経ビジネススクール利用規約に加え、その個別規程として、アルー株式会社との間では「etudes® 」利用規約が適用されます。また、本講座を受講される会員の個人情報は、本講座提供のために日経から同社に提供し、同社では同社のプライバシーポリシーに従って取り扱います。これらの各規約、ポリシーにご同意の上、お申し込み、ご受講ください。
※内容は予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。
※本サービス及びそのコンテンツについて、その正確性、有用性があること、または法律上の瑕疵がないことについて、保証するものではありません。
●本商品は、日経ビジネススクール利用規約「第22条オンライン講座の受講契約の解除または解約」(https://school.nikkei.co.jp/nn/info/tos.html)の通り、商品の性質上、返品またはキャンセルの受け付けはいたしません。
備考
eラーニング教材の概要
コースコード XAR40201
受講料(消費税込み) 8,800円(税抜価格8,000円)
標準受講時間 3時間
修了要件 全てのコンテンツの視聴・閲覧と全ての確認テストで60点以上の得点(修了要件を満たすと「修了証」が発行されます)
動作環境:※
●スマートフォン、タブレット
iOS 10以降 × Safari®
Android 9.0 以降 × 標準ブラウザ
●PC OS × ブラウザー
Microsoft® Windows® 10 × Google Chrome 最新版、Microsoft® Edge® 最新版、Firefox 最新版
MacOS X v.10.13以降 × Safari® 最新版
※全ての機種での動作を保証するものではありません。
※Microsoft® Internet Explorer および Microsoft® Edge® の IEモード は動作環境ではありません。
利用環境:本講座の学習は、アルー株式会社(https://www.alue.co.jp/)のeラーニングサービスetudes® (https://etudes.jp/)上で行います。学習にはインターネットを利用でき上記環境に対応した機器が必要です。これ以外の環境の場合には、一部機能が使用できない可能性がございますのでご了承ください。また、環境を満たしている場合でも、すべての機器での動作を保証するものではありません。
※企業などの社内LAN環境では、外部のウェブサイトからのソフトウエアのダウンロードや閲覧に制限をかけている場合があります。その場合、ソフトウエアのダウンロードやインストールなどが、画面でご説明している手順通りに進まず、うまくいかないことがあります。また、SSL/TLSの有効化のためにお手元のパソコンの設定だけでなく、プロキシの設定を行っていただく必要がある場合があります。詳しくは貴社のネットワーク管理者にお問い合わせください。
※本ウェブサイトおよび講座内では、JavaScript、Cookie、SSL/TLSを使用しております。お使いのブラウザーのJavaScript、Cookie、SSL/TLSともに「有効」に設定してください。なお、日経ビジネススクールオンライン講座をご受講のためにOSやブラウザーの設定内容を変更した場合、学習が終了した段階でもとの設定に戻すことをお忘れないようお願いします。設定変更の作業および変更によって生じる一切の影響については、日本経済新聞社では責任を負いかねますのでご了承ください。
※記載されている会社名・商品名は各社の商品または商標です。