早稲田大学ビジネススクール×日経ビジネススクールPresents デジタル化と破壊的イノベーション【MBA Essentials 2020】


本プログラムは「オンライン講義」として開催します。WEB会議システム「Zoom」の利用を予定しています。
また、各回1週間程度の見逃し視聴のご案内も行う予定です。
受講方法の詳細は、お申込みいただいた方に別途メールにてご案内いたします。


近年、デジタル化が急速に進み、様々な産業の構造を変えています。既存の有力な製品やサービスが、短期間で競争力を失う事例も多く発生しています。一方、デジタル化は新しい企業の誕生と成長の大きな機会でもあり、製品やサービスの破壊的ともいえるイノベーションが次々と生まれています。このコースでは、様々な産業におけるデジタル化に伴う破壊的イノベーションについて具体的に議論しながら、デジタル化を巡る経営の戦略や法則について考えます。

「破壊的イノベーション」とは、既存企業が存在する領域とは異なるローエンドの市場や新しいニーズに応えることから始まり、やがては既存企業の市場も侵食していくような技術革新を指します。デジタル化による産業構造変化は、まさに破壊的イノベーションの事例だと言えます。

講師は、『集中講義 デジタル戦略』『プラットフォームの教科書』『ビジネス思考実践』(日経BP社)などの著作を持ち、経営戦略、IT戦略、ビジネスモデル研究の第一人者として知られる根来龍之氏(早稲田大学ビジネススクール教授・IT戦略研究所所長)が全4回を務めます。

※3回以上出席された方には早稲田大学ビジネススクールから修了証が発行されます。

―――講義進行のポイント―――
①具体的な産業や企業の事例(ケース)について、様々な観点から議論を行います。
②その後、事例の一般化を行い、各回のテーマに関係した経営の戦略や法則について考えます。
③参加型の授業運営を心掛け、ディスカッションにかなり多くの時間を使うようにします。
④授業でとりあげる産業や企業は、議論の出発点・材料です。扱う業界以外の方でも参考になるよう、授業及びコースは設計されています。
⑤主として取り扱う対象は「製品やサービスのデジタル化と破壊的イノベーション」です。工場や業務のイノベーションは、講義の対象とはしません。

―――受講対象者―――
「製品やサービスについて具体的にデジタル化の影響を受けている産業、あるいは受ける兆候がある産業の方」を主に想定しています。つまり、現状ではほぼすべてのビジネスパーソンが何らかのかたちで対象となります。歴史ある企業や中堅・大企業からベンチャー企業まで、どなたでも意欲的な方は大歓迎です。規模や業種による制限は一切ありません。

職種としては、「経営企画」「事業企画・事業開発」「製品企画・開発」などの企画・開発系や、「マーケティング」「サービス」などに携わる方に特に推奨します。

経営戦略論やマーケティングの基礎を学んでいることが望ましいですが、講義中にも概念や用語は適宜説明します。また、必要に応じて、自習用の参考書などを紹介します。

―――書籍贈呈―――
『集中講義デジタル戦略~テクノロジーバトルのフレームワーク』書影
受講者の皆さまに、講師の著書『集中講義デジタル戦略~テクノロジーバトルのフレームワーク』(日経BP社:税込価格2,200円)の書籍を贈呈致します。

MBA Essentials とは

国内トップクラスのビジネススクールである早稲田大学ビジネススクール(WBS)の優れたMBA教育のエッセンスを、多忙な社会人でも無理なく体感していただけるよう、WBSと日経ビジネススクールが共同設計したプログラムが「MBA Essentials」です。
テーマ特化型&100名程度の規模で学ぶアドバンスコースは、500人の大教室で学ぶ総合コースに比べ、ケース事例を読み込んだり、グループディスカッションの時間を多く割く「演習型」が特徴です。積極的なご参加と発言が、ご自身の学習効果を高めます。 高度で豊かな実務や研究実績を有する一流ビジネススクールのトップ教員によるMBA流講義運営にて、意欲あるビジネスリーダーのご参加をお待ちしています。
「MBA Essentials」年間開催予定表

概要

検索番号
P2002288
開催日
2020年11月19日 (木)~12月10日(木)
会場
オンライン講座
定員
約120名
受講料
59,400円(税抜き54,000円)
申込期間
2020年8月20日(木)~11月15日(日)
主催
早稲田大学ビジネススクール、日経ビジネススクール

【第1回】デジタル化がもたらす産業構造変化

11月19日(木)19:00~22:00

【第2回】両利きの経営:既存事業とのカニバリゼーション

11月25日(水)19:00~22:00

【第3回】黎明期の市場:参入戦略とピボット

12月3日(木)19:00~22:00

【第4回】デジタル時代/コロナ下のニュービジネス

12月10日(木)19:00~22:00

各回講義予定


第1回 デジタル化がもたらす産業構造変化


自動車産業の現在と未来は「CASE」という造語に集約されています。これはそれぞれ、「C」~Connected:ネットサービスへの接続、「A」~Autonomous:自動運転、「S」~Shared:共有、「E」~Electric:電動化、というキーワードの頭文字を連ねたものです。このうち、「C」「A」「S」の3つにはデジタル化が直接関係しています。
このようにデジタル化と密接な関係のある自動車業界を事例に、デジタル化の本質について議論する予定です。さらに、MaaS (Mobility as a Service)をめぐる参入(予定)企業の戦略について議論したいと考えています。
これらの議論を受け、デジタル化がどのような産業構造変化をもたらすのか、トレンドについて認識を深めます。一般性のあるトレンドとして、産業のレイヤー構造化(各レイヤーの独立性の高まり:アンバンドル)を取り上げます。


第2回 両利きの経営:既存事業とのカニバリゼーション


既存事業と市場で競争する新事業を同時に追求することは難しい課題です。しかし、デジタル化は多くの産業でこの難しい問題への対応を強いています。小売業におけるEC事業への対応、コンテンツ産業における配信プラットフォームへの対応などがその典型例です。コンテンツ産業として、新聞、雑誌事業、マンガ、通信教育、放送と動画配信などがあります。
既存事業と新事業をバランスよく追求することを「両利きの経営」と呼びますが、両事業が市場においてカニバリゼーション(共食い)状態にある場合は、特に対応が難しくなります。
第2回講義は、新聞事業や雑誌事業を事例に、アナログ製品(紙媒体など印刷物を使ったビジネス)とデジタル製品(新聞デジタル版や雑誌の読み放題サービス)への対応について議論する予定です。
議論を受けて、既存アナログ事業と新規デジタル事業とのカニバリゼーション(共食い)一般について議論を深めます。


第3回 黎明期の市場:参入戦略とピボット


新興企業は、新しく立ち上がる市場のニーズが不明確な中、「手探り」状態で参入することで、既存大企業にはできない成功を収めることができます。しかし一方で、「手探り」状態であるが故に、当初計画のビジネスモデルがそのまま維持できることは少なく、ピボット(Pivot:ビジネスモデルの修正)が必要とされます。これが、ベンチャーは、「走りながら考える」と言われるゆえんです。しかし、参入の仕方を間違えると、撤退へと追い込まれることもあります。撤退は、市場が期待したようには立ち上がらない場合や、大手企業の後発参入によって起こります。
第3回講義では、どのように参入し、どのようにPivotするかについて、Fintechと言われる業界を例にして考えたいと思います。具体的には、決済や個人間決済の市場について考える予定です。


第4回 デジタル時代/コロナ環境下でのニュービジネス


C2C売買(メルカリ等)、サブスクリプション(アパレル、自動車等)、ネット放送・動画配信(AbemaTV、Netflix等)、宅配サービス(Uber Eats等)、自転車シェア(モバイク等)、民泊(Airbnb等)、医療仲介(遠隔医療、バーチャルMR等)など、ごく最近に創造されたニュービジネスの、既存業界とは異なる成功原理について議論します。また、デジタル化によって可能となった新サービスを担う新興企業が、指数関数的(エクスポネンシャル)に成長するためのポイントについても考えます。デジタル市場には市場のグローバル性が存在し、早い段階での国際化(海外進出)が求められることもあります。
本年は、上記のデジタル化だけでなく、コロナ問題による大きな市場変化があり、市場の縮小と同時に市場機会の成長を生んでいます。
講義日直近の世界やマーケットの状況を鑑みて新たなビジネスやトピックを取り扱うべく、取り上げる事例は当日までに決定します。

※デジタル化のスピードはきわめて速いので、取り上げる予定の産業や企業の一部を変更する可能性があります。

講師紹介

  • 根来 龍之氏(ねごろ たつゆき)

    根来 龍之氏(ねごろ たつゆき)

    早稲田大学 名誉教授

    京都大学卒業。慶應義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)修了。鉄鋼メーカー、文教大学などを経て現職。経営情報学会会長、国際CIO学会副会長(同学会誌編集長)、CRM協議会顧問、英ハル大学客員研究員、米カリフォルニア大学バークレー校客員研究員などを歴任。『集中講義 デジタル戦略』『プラットフォームの教科書』『事業創造のロジック』『ビジネス思考実験』(日経BP)、『代替品の戦略』(東洋経済新報社)などの著書、『IoT時代の競争分析フレームワーク』(中央経済社)、『プラットフォームビジネス最前線』(翔泳社)などの編著がある。メーカーでの経営企画職など、約10年の実務経験を持つ。経営情報学会論文賞を3回受賞。

MBA Essentials事務局
TEL:03-6812-8695 FAX:03-6812-8649 (平日9:30~17:30)
E-mail:mba_essentials@nex.nikkei.co.jp

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接続テスト

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4、受講できる静かな環境の確保
ご自身を映すカメラが使用でき、ミュートを解除して発言可能な静かな場所(ご自宅、オフィスの会議室、カフェ、出張先のホテルなど)を確保します。また、Zoomビデオの設定で「バーチャル背景」を使用することも可能ですのでご活用ください。

≪お申し込みから受講までの流れ≫
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2、講座当日(もしくは前日)に、事務局からメールでZoomへのアクセス方法および受講者用配布資料のダウンロード先をお送りします。
※講義によっては、配布資料がない場合、また事前には配布せず事後にダウンロードいただく場合もあります。
3、メールでご案内したアクセス方法に沿い、遅くとも講座開始の5分前には接続を開始し、通信状況を確認してください。通信状況を確認されましたら、必ずマイクをミュートにして講義開始までお待ちください。事前配布の資料は、講義開始までにダウンロードをお願いします。
3、オンライン受講での講師への質問方法、および講師からの質問に対する反応(挙手など)については、Zoom機能の簡単な使い方とともに、講義開始前にZoom画面でご案内します。また、グループに分かれて意見交換などワークを行う場合があります。その際、オンライン受講の方はZoomの「ブレイクアウトルーム」を使い、少人数のグループに分かれていただき、各グループごとにワークを進めていただきます。なお、講義中に発言される場合は、ご自身でZoomのミュートを解除してお話しください。
4、講義終了後、事務局からメールにて、アンケートへのご協力のお願いと、アーカイブ配信(下記「5、」参照)についてご案内します。
5、ライブ配信のバックアップとして、講義翌日から1週間程度「アーカイブ配信」を行います。接続先は講義終了後にメールにて案内いたします。
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配信側の通信状況や不具合で接続が安定しない、回線が落ちてしまうなどの場合は、緊急でZoomの接続先を変更することがありますので、講義中は事務局からのメールを受信できるようにしておいてください。
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<よくある質問>
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A,ありません、どなたでも受講できます。
Q,受講料の支払いは振込だけですか?カードで支払えますか?
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