ケーススタディで身につける 経営戦略策定において知っておくべき8つのKPI KPIを理解し、自社への活用を考える

【ライブ配信実施】
本講座は、ライブ配信で実施いたします。職場や自宅のPCからアクセスして学べます。
また、見逃し視聴のご案内も行う予定です。受講方法の詳細等は、お申込みいただいた方に別途メールでご案内いたします。


2015年 6月から運用されている「コーポレートガバナンス・コード」により、企業経営者は、「稼ぐ力」を強化するために有意義と考えられる具体的な行動を求められています。
その結果、企業経営において、自社の経営戦略を踏まえて具体的な目標となる経営指標(KPI)を設定して、企業価値の向上を進める傾向が強まっています。
そこで本講座は、主に経営企画部門の方や、事業へのKPI活用を考える管理職の方などを対象に、各KPIを目標に掲げる意義、注意点や、実際に目標として掲げる企業の豊富なケーススタディを通して、自社の経営戦略を踏まえたKPIの活用に向けて、KPIに関する理解を図ります。
受講者の方には自社の財務諸表を持参され、各KPIの算出を同時に行うことで、自社にとっての各KPIの意義を考察する時間も設けます。

■主な受講対象
経営層、経営企画部門、事業企画部門など経営指標を経営管理に活用する立場の方、
経営指標の意味を理解し、自身の事業にあてはめて、活用しようと考える管理職の方など

概要

経営戦略策定において知っておくべき8つのKPI

検索番号
P2102639
開催日時
2021年10月14日(木)10:00~17:00
定員
28
受講料
41,800円(税抜き38,000円)
会場
ライブ配信
申込期間
2021年7月6日(火)~10月12日(火)

プログラム

1.コーポレートガバナンス・コードが定める、「資本コスト」重視の経営

強化されるコーポレートガバナンス・コードと、企業活動における実際の適用事例
原則5-2が語る、「自社の資本コストを的確に把握し、収益計画や資本政策の基本的な方針を示す」経営

2.企業価値を定義し、企業価値算定式を経営指標レベルに分解する

企業価値とは、将来フリー・キャッシュフローを資本コストで割り引いた現在価値
すべての経営指標は、現在価値算定式に帰結する

3.主要KPIの意義と活用場面【1】ROE(自己資本純利益率)

(1)ROEを目標に掲げるべき企業、目標にしてはいけない企業とは
(2)ROEは3つの要素に分解して、株主資本コストとのスプレッドを高めることにフォーカスする
(3)自社のROEを考える
(4)【ケーススタディ】エーザイのROEを考える

4.主要KPIの意義と活用場面【2】ROA(総資産利益率)

(1)ROAを目標に掲げるべき企業、目標にしてはいけない企業とは
(2)ROAは2つの要素に分解して、どちらを高める戦略なのかを明確にする
(3)自社のROAを考える
(4)【ケーススタディ】ニトリホールディングスのROAを考える

5.主要KPIの意義と活用場面【3】ROIC(投下資本利益率)
(1)コーポレートガバナンス・コードの強化によって、ROIC重視の経営は急速に進んでいる
(2)ROIC > WACCが、究極の経営指標(KPI)であるわけ
(3)自社のROICを考える
(4)【ケーススタディ】オムロンのROICを考える

6.主要KPIの意義と活用場面【4】EVA
(1)ROICよりも、EVAがもっとも威力を発揮する経営環境とは
(2)EVAは、企業価値向上に焦点を当てれば、その威力を発揮する
(3)自社のEVAを考える
(4)【ケーススタディ】米ジョン・ディアのEVAを考える

7.主要KPIの意義と活用場面【5】売上高営業利益率
(1)営業利益率を目標に掲げるべき企業、目標にしてはいけない企業とは
(2)IFRS移行に伴って、最重要視する利益が何であるかの表明が問われている
(3)自社の売上高営業利益率を考える
(4)【ケーススタディ】キーエンスの売上高事業利益率を考える

8.主要KPIの意義と活用場面【6】EBITDAマージン
(1)EBITDAを目標に掲げるべき企業、目標にしてはいけない企業とは
(2)EBITDAは、売上高、有利子負債、企業価値と比較する万能指標
(3)自社のEBITDAマージンを考える
(4)【ケーススタディ】リクルートホールディングスのEBITDAを考える

9.主要KPIの意義と活用場面【7】フリー・キャッシュフロー
(1)FCFを目標に掲げるべき企業、目標にしてはいけない企業とは
(2)FCF重視の経営は、株主のための経営? Or 成長の限界を露呈しているだけ?
(3)自社のFCFを考える
(4)【ケーススタディ】Amazon.comのFCFを考える

10.主要KPIの意義と活用場面【8】DEレシオ
(1)DEレシオを目標にすべき企業、自己資本比率を目標にすべき企業
(2)有利子負債EBITDA倍率、インタレスト・カバレッジ・レシオと合わせて、有利子負債は評価する
(3)自社のDEレシオを考える
(4)【ケーススタディ】日本製鉄のDEレシオを考える

11.まとめと質疑応答-目標を達成する仕組みを作るには
(1)正しい経営戦略、競争優位性のある製品・サービス
(2)経営者のコミットメントとリーダーシップ
(3)権限委譲と責任の明確化
(4)報酬との結びつけ、信賞必罰
(5)予実管理と社内外へ開示

講師紹介

  • 大津 広一氏(おおつ こういち)

    大津 広一氏(おおつ こういち)

    オオツ・インターナショナル代表、米国公認会計士、ビジネス・ブレークスルー(BBT)大学大学院客員教授、早稲田大学大学院ビジネススクール(経営管理研究科)非常勤講師、慶應義塾大学理工学部非常勤講師

    1989年慶應義塾大学理工学部管理工学科卒業。米国ニューヨーク州ロチェスター大学経営学修士(MBA)。富士銀行にて営業店と国際資金為替部に所属後、バークレイズ・キャピタル証券にて株式アナリストを歴任。その後、ベンチャーキャピタルにてベンチャー企業への投資・育成業務およびベンチャー企業経営に参画。2003年オオツ・インターナショナルを設立。経営戦略(専門は金融、教育、ソフトウェア)や会計・財務に関わるコンサルティングに従事。また、国内大手メーカー、金融機関、流通、サービス、外資系企業などに対してアカウンティング、コーポレート・ファイナンスのマネジメント教育に多数従事。東証一部上場企業複数社にて社外役員も兼任している。グロービス・マネジメント・スクール講師、中央大学アカウンティング・スクール講師を経て、現在は多摩大学大学院経営情報学研究科客員教授、早稲田大学大学院ビジネススクール(経営管理研究科)非常勤講師、慶應義塾大学理工学部非常勤講師を担当。著書に『ビジネススクールで身につける会計×戦略思考』(日本経済新聞出版)、『企業価値を創造する会計指標入門』(ダイヤモンド社)などがある。

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