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- 経営戦略・事業戦略の計画と経営管理のポイント
本講座は経営人材育成シリーズ(経営戦略マスターコース)のひとつです。
経営人材育成シリーズは、経営マインドを持ち、組織やプロジェクトをリードし、事業の経営・マネジメントを実践する方々、経営人材とその候補者を対象とするシリーズ講座です。「経営戦略」「会計・財務」「事業経営」「新規事業」「未来予測」の5つのカテゴリーで構成しています。経験や知識が足りない分野の講座を選択して、またはカテゴリー別のコースで体系的に、学んでいただくことで、経営人材に必要な知識・スキルと経営の視点を養います。日々の事業経営・マネジメントの実践と将来の活躍への継続的な学びを支援します。
このプログラムは、次の時代の経営を担う方々に、戦略・計画、そして経営管理について、体系的でまとまった全体像をつかめる知識を持ち、事業経営の実務で活用していただくことを目的としています。
経営者が感じる課題としてよく指摘されるのは
・経営方針(戦略)が伝わらない、浸透しない
・経営判断に必要な情報が上がってこない
といった点です。これに対して事業部門の側は
・戦略がはっきりしない
・予算(目標)はあるが計画(達成手段)がはっきりしない。
現場に委ねられているともいえるが、達成のための資金、人材は不足している
などの問題を感じているケースが多いと思います。
戦略には「はっきりしない」という根本的な問題があります。そのため、伝え方を工夫しても、浸透させることは難しいです。加えて、企業は環境変化に適応しようとするので、最適な戦略は変わり続けます。このような戦略の特性に基づくと、
①まず、必要なのは幹部が戦略を「アバウトに理解・共有する」こと
だといえるでしょう。もちろん、アバウトだけでは会社は動かないので、
②戦略と整合した計画
が必要になります。そして、戦略は変わっても、計画は変えにくいので、戦略と計画のギャップを認識し、対応を検討し、ギャップの要因としてのリスクを点検するための経営管理が必要になるのです。つまり状況は、
・幹部が戦略をアバウトに理解して計画に落とし込む
・進捗を把握・共有して対応を前広に議論する
ことによって、かなり改善できます。
また企業の内部では、これまで、戦略→計画→経営管理、に関する知識と経験が組織として蓄積されてきませんでした。個人(たとえば創業者、後継者、ナンバー2など)の才能と頑張りによって、回っている会社がほとんどだと言ってよいでしょう。大企業でも同じです。
個人の能力と努力に加えて、組織としての能力を形成・動員することが必要です。受講される皆さんは、このプログラムの内容を理解・活用することによって、自社内で実践を始めることができます。もちろん、実践の試みのすべてが、うまくいくわけではないでしょう。しかし、全体観を持ちながら前に進むことによって、組織能力は向上していきます。そのための素材・ベンチマークとして、このプログラムを活用していただきたいと思います。
受講対象者
〇戦略に整合した計画を進め、目標を達成するためのポイントを学びたい方
〇ESG、DX、DE&Iをはじめ最近の経営課題と経営計画との関係を整理・理解したい方 など
概要
経営戦略・事業戦略の計画と経営管理のポイント
- 検索番号
- P2303238
- 開催日時
- 2023年10月11日(水)12:00~17:00
- 定員
- 40名程度
- 受講料
- 44,000円(税抜き40,000円)
- 会場
- ライブ配信
- 申込期間
- 2023年7月6日(木)~10月9日(月)
申込終了 受講申込みはこちら
プログラム
(1)『戦略サファリ』10の「スクール」:
戦略には会社独自のスタイルがある
(2)戦略の全体像:
経営戦略・事業戦略・機能戦略・財務戦略・組織戦略& etc.
(3)経営戦略は明文化されないことが多い
(4)戦略の「見える化」とあなたの役割
◆2.経営戦略・事業戦略・機能戦略
(1)経営者、事業部門の戦略の違いと関係性
(2)本社の「経営戦略テンプレート」を理解して事業戦略と連動させる
(3)機能による優位性の構築:
トヨタ生産方式、ウォルマートのSCM
(4)経営資源・機能・戦略の関係
(5)事業戦略と機能戦略の統合:
オープン・イノベーションとCVCを例に
◆3.経営資源と競争戦略
(1)非財務資産からケイパビリティーへ
(2)ポジショニングか、能力構築か
(3)経営資源は競争優位をもたらすか
(4)M&Aによるケイパビリティーの獲得
◆4.ガバナンスと資本政策
(1)日米欧のガバナンスの違い
(2)ESG、SDG‘Sとグローバル・ガバナンス
(3)上場会社の主要な財務指標:
社外取締役の目線で自社をみる
(4)財務戦略としての資本政策と自社株買い
◆5.戦略から計画へ
(1)戦略と計画の関係
(2)年次・中期・長期経営計画の内容と策定方法の違い
(3)プロジェクトマネジメント方式による機能計画
(4)非財務指標を計画に織り込む:
ダイバーシティー、気候変動、ESG、SDG‘s、DX…
◆6.経営管理の実践とポイント
(1)経営管理の3つの側面:
PDCA、リスク評価、バリュエーション
(2)経営管理の業務範囲と担当組織
(3)経営と事業の「対話」による経営管理
◆7.まとめとQ&A
※最適なプログラムを提供するため、内容を一部変更する場合がございます。
■経営人材育成シリーズ/経営戦略マスターコース
日程 | テーマ | 講師 |
---|---|---|
第1回 9/22(金)10:30~17:00ライブ配信 | 企業戦略に必要なマーケティングの知識 | 市川 晃久 ウィンテルコンサルティンググループ代表取締役 |
第2回 9/27(水)12:00~17:00ライブ配信 | 経営戦略に基づく人材戦略・人的資本投資の進め方 | 寺崎 文勝 寺崎人財総合研究所 代表取締役 |
第3回 10/11(水)12:00~17:00ライブ配信 | 経営戦略・事業戦略の計画と経営管理のポイント | 武藤 泰明 早稲田大学教授 |
「経営戦略マスターコース(3講座セット)の申し込みはこちらから」
「経営戦略マスターコース」
講師紹介
武藤 泰明氏(むとう やすあき)
早稲田大学教授
1980年東京大学大学院修士課程修了、三菱総合研究所入社。同社主席研究員を経て2006年より早稲田大学スポーツ科学学術院教授。NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会常務理事、独立行政法人鉄道・運輸機構特別顧問なども務める。
著書は『財閥のマネジメント史』『マネジメントの文明史』『ビジュアル経営の基本』『Q&A経営100の常識』『持ち株会社経営の実際』『経営用語辞典』(以上、日本経済新聞出版)『プロスポーツクラブのマネジメント』『ファンド資本 主義とは何か』(以上、東洋経済新報社)『グループ経営7つの新常識』(中央経済社)『人手不足時代の人事戦略』(日本能率協会マネジメントセンター) 『未来予測の技法』(PHP研究所)など多数。開催日時 講師が担当する他の講座 2024年3月15日(金) 経営戦略・事業戦略の見極めと判断ポイント 2024年3月7日(木)~3月15日(金) 経営リテラシー・ベーシックコース
「日経ビジネススクール」運営事務局
株式会社日経イベント・プロ内
TEL 03-6812-8679 FAX 03-6812-8755
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≪解約について≫
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