
ビジネスで成果を上げるための最も重要なリソースは、「人」です。海外の数多くのグローバル企業では、人材開発を「コスト」ではなく「投資」として位置づけ、驚くほどの効果を得ています。
一方、国内企業を見ると、従来の人材開発・育成の取り組みから十分な研修成果を実感できていないことから、育成そのものの有効性を疑問視する経営層が多いのも実状です。
変化の激しいビジネス環境下で、「グローバル競争力」と「イノベーション創出力」の強化はすべての企業の経営課題といっても過言ではありません。同時に個人の働き方を見直し、生産性を高める施策も待ったなしの状況です。
本セミナーでは、世界のベスト企業の人材開発のベンチマーキングを通じて、「人」への投資効果を高めるための具体的な調査データをご紹介します。同時に、自社の人材育成戦略を策定する際に押さえるべきポイントを専門家が解説します。戦略を策定する経営層、人事トップの方々のご参加をお待ちします。
開催日 | 2018年2月13日(火)14:00~16:00 開場13:30 |
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会場 | 日本経済新聞社6階 「日経カンファレンスルーム」 |
定員 | 120人 |
受講料 | 無料 |
締切 | 1月31日(水) 応募多数の場合は抽選 |
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主催 | 日経ビジネススクール |
企画協力 | IDEA DEVELOPMENT 株式会社 |
講座の特徴
世界最大の人材育成関連団体であるATDの最新調査に基づいたデータを基に、グローバルスタンダードで人材育成に優れた企業(ATD BEST)がどんなことを行っているかを分析。そこから見えてくる、人材開発の投資効果を高めるヒントについて、アイディア社のダーキー氏に解説していただきます。
ATDとは
ATDとは、Association for Talent Developmentの略称で、1943年に設立された教育研修・能力開発・パフォーマンス向上に関する非営利団体(本部はアメリカ合衆国ヴァージニア州アレクサンドリア)。世界中の企業、政治等の組織における職場学習と、社員と経営者の生産性向上を支援することを目的として活動し、世界120カ 国以上に4万人の会員を有している。その規模と活動内容から、人材育成の領域で世界最大かつ最高水準であることが認められている。 ATDは国際的な企業と教育訓練に関する情報収集の場であり、トレーナーやトレーニング・マネージャーたちに専門的な情報やサービスを提供している。また、人材育成、組織開発分野の会議やセミナーの開催、出版、資格認定制度等も大規模に運営している。

- ・グローバル平均はUS$1100-1300
- ・受賞企業はビジネスニーズに合わせて対応
講義内容
人材育成投資のベンチマーキング
世界最大の人材育成関連団体であるATDの最新調査に基づいたデータを基に、グローバルスタンダードで人材育成に優れた企業(ATD BEST)について分析。
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- 総売上の何%を人材育成の投資に向けているか?
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- 従業員一人当たりに対する人材育成の投資はどのぐらいか?
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- 人材育成投資をどのように提供しているか?(社内、外部ベンダー、補助金など)
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- どのようなプログラム内容に投資しているか?(技術教育、リーダーシップ、ヒューマンスキルなど)
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- どのような提供方法か?(Eラーニング、集合研修、モバイルラーニングなどの割合)
人材開発の投資効果を高めるヒント
グローバルスタンダードで人材育成に優れた企業(ATD BEST)の分析から導き出されるヒントについて解説。
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- ダメ人材育成の悪循環からの脱出
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- 高い効果にこだわるマインドシフト
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- 効果的な目標設定
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- 効果的な人材育成のプラニング
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- 効果的なフォロー
クロージング
人材育成で会社の競争力を向上させるために経営者の役割
講師プロフィール
ジェイソン・ダーキー(Jason Durkee)
IDEA DEVELOPMENT 株式会社代表取締役
ATDインターナショナルネットワークジャパン 理事
米国シアトル出身。1992年に来日し、上智大学卒業後、研修企画会社に勤務。研修プログラム開発、講師、教務、営業など、研修会社におけるすべての業務を担当。2003年に企業向け教育研修会社アイディア社(IDEA DEVELOPMENT株式会社)を設立。現在は、人材育成のコンサルタント、教育プログラムのデザイナー、研修のインストラクターとして、幅広い業種の企業向けに人材育成サービスを提供している。
主な著書:
無理なく続く英語学習法(日本実業出版社)、ガツンと言える英会話(ジャパンタイム)、ビジネス英語の技術(ジャパンタイムズ)