- 開講にあたって
- プログラムガイド
- 事業承継の現状
- 開催概要
- 問い合わせ
- 受講申し込み
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- 開催期間
- 2017年1月20日(金)~6月中下旬 毎月1回、全6セッション
- 申込締切
- 2017年1月15日(日) ※応募多数の際には予告なく繰り上げることがあります。
- 定員
- 約30名
- 受講料
- 149,040円(税込み)
開講にあたって
世界主要国企業数の7割、日本では広義で9割以上とされるファミリービジネス(創業家による所有または事業運営)。
中でも100億円上の売上高を保持し、グローバル化やICT化などの大規模投資課題やダイバーシティ推進などの命題を控え、事業承継や次代の組織運営の巧拙が地域や日本の経済に強い影響を与える比較的大規模なファミリービジネスを「メガ・ファミリービジネス」と捉え、その経営者・事業承継者を中心とする関係者の皆さまに、
をもたらすのが、【ファミリービジネス経営者・承継者向け】「次代を切り拓くファミリービジネス~実践のための特別プログラム」の主たる目的です。
ファミリービジネスは一般の企業よりも高い業績を上げていることが世界でも研究実証されており、グローバルな企業も数多く存在します。一方で、規模や効率性、ガバナンスにおけるネガティブなイメージがつきまとうことも事実です。また、経営者の高齢化と時代の劇的な変化が同時進行し、事業承継という問題が年々深刻さと重要さを増し、時にメディア等を賑わせることもあります。
本講座では、この事業承継による世代交代を、非連続な成長を実現させる出発点の大いなる好機と捉え、その観点からコンテンツを組み立てて参ります。事業承継は大変重要で困難な問題ゆえ、円滑な相続という、言わば「守り」が最重要視され、それ以外のことが疎かになる状況に陥ることがままあります。しかしながら、事業承継を機会に、成長の継続は勿論、ICT、デジタル分野への投資や異業種をはじめとする他者との連携など、世代が変わることを好機と捉えた非連続的な発展、言わば「攻め」を志向することが大変重要です。意欲あるファミリービジネス経営者・承継者が6ヶ月間、「概論」「ファイナンス」「成長戦略・M&A」「テクノロジー・イノベーション」「リーダーシップ」「人・組織と未来」と必須のテーマが続く一連の講義を各分野のトップ人材から受けることで、大いなる気付きが生まれることは間違いありません。そして、この気付きを具体的な実践につなげるために、気鋭のコンサルタントたちが参加型ワークショップ等を運営し、手厚く援助します。さらに、適切なタイミングで懇親会を行うことで、同じ目的意識で学ぶ同志としての連帯感を高めます。プログラムを通じて学びのコミュニティが形成され、修了後もそれが続くものとなるよう、主催者一同、尽力して参ります。
ファミリービジネスの舵取りをされる経営者、事業承継者をコアに、経営企画、総務、人事系部署等で創業家を補佐されるマネジメント層など、当該分野に関心の深い多くの皆さまのご参加をお待ちしています。
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プログラムガイド
各開講日のタイムスケジュール
各開講日の進行予定です。「インプット」「理解・定着・実践」「懇親」の3要素を基本的な構成としています。
モデル時間
内容
14:00 ~ 15:30
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第1部(60~90分)【一流のインプット】
各テーマにおけるトップ人材招聘講師による講義・講演
15:30 ~ 15:45
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休憩
15:45 ~ 17:00
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第2部(60~90分)【理解・定着・実践】
実務のプロフェッショナル(コンサルタント)による理解と実践への手厚い支援「リブ・コンサルティング」が中心となり、参加型ワークショップなどを実施。受講者の「腹落ち感」を何よりも重視します。
※第1部のトップ人材が入る場合もあります
17:00 ~ 17:45
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第3部(30~60分)【懇親】
受講者、講師、主催者、関係者等の豊かなネットワークを築く懇親会を適宜実施します。
(第1講、第3講、第6講時の開催を予定)
※上記は最大可能性モデルであり、詳細は各開講日ごとに異なります
プログラム詳細
第1講1月20日(金)14時00分~17時45分概論イントロダクション
ファミリービジネスの持続的発展に有効な経営手法とは招聘講師:長谷川 博和氏 (早稲田大学 大学院経営管理研究科<ビジネススクール>教授)早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士後期課程修了(学術博士)。公認会計士。株式会社野村総合研究所、株式会社ジャフコを経てグローバルベンチャーキャピタル株式会社を創業。代表取締役社長を経て現在も会長。2012年から現職。ファミリービジネス学会理事。国際ファミリービジネス総合研究所所長。第2講2月21日(火)14時00分~17時00分ファイナンスファミリービジネス・事業承継のファイナンス招聘講師:野口 真人氏 (株式会社プルータス・コンサルティング 代表取締役社長)京都大学卒業。大手邦銀、JPモルガン・チェース銀行、ゴールドマンサックス証券を経て株式会社プルータス・コンサルティングを設立。銀行員時代には、ユーロマネー誌によるアンケートにて3度、最優秀デリバティブセールスに選出。グロービス経営大学院で教鞭も執るほか、著作も多数。
株式会社プルータス・コンサルティングは毎年300件以上の企業価値評価を実施。2010年からは独立系評価機関としては最高位にランクする実績を出し続けており、旧カネボウ株式買取価格決定請求における株式価値鑑定など、注目を集めたMBOやM&Aのアドバイザリーも手掛けている。
個人、組織としての輝かしい業績に加え、教育者としての熱意も併せ持ち、精力的な活動を行う。第3講3月17日(金)14時00分~17時45分成長戦略・M&A日本型事業承継の成功モデルを考える招聘講師:佐山 展生氏
(インテグラル株式会社 代表取締役パートナー、一橋大学 大学院国際企業戦略研究科教授)スカイマーク株式会社代表取締役会長。京都大学経営管理大学院客員教授。京都大学工学部卒、ニューヨーク大学大学院修了(MBA)、東京工業大学大学院博士後期課程卒(学術博士)。帝人、三井銀行(当時)を経て、ユニゾンキャピタル、GCA、インテグラルの各社を共同で創業。第4講4月25日(火)14時00分~17時00分テクノロジー・イノベーションファミリービジネスを変えるテクノロジーとイノベーション招聘講師:谷島 賢氏(イーグルバス株式会社 代表取締役)筑波大学大学院社会工学専攻客員教授。東急観光株式会社(現東武トップツアーズ)を経て1980年にイーグルバスを創業し、送迎・観光バス事業を展開。2006年埼玉県日高市で路線バス事業に参入。11年には関東運輸局選定初代地域公共交通マイスターに選出。同年、英国国立ウェールズ大学大学院でMBAを取得。招聘講師:岡田 幸彦氏(筑波大学 システム情報系 准教授)2006年に一橋大学大学院商学研究科博士課程修了。現在は、筑波大学システム情報系 准教授、筑波大学サービス工学ビッグデータCoEコーディネーター、公益財団法人清国奨学会非常勤理事、水戸信用金庫非常勤理事を務める。第5講5月25日(木)14時00分~17時00分リーダーシップ創業・カリスマ経営者と事業承継招聘講師:中竹 竜二氏(日本ラグビーフットボール協会 コーチングディレクター)ラグビーU20日本代表監督、株式会社TEAM BOX代表取締役。早稲田大学人間科学部卒業。レスター大学大学院社会学部修了。大学ではラグビー蹴球部に入部し、4年次には主将を務め全国大学選手権準優勝。2001年株式会社三菱総合研究所入社。06年早稲田大学ラグビー蹴球部監督に就任し、07年度から2年連続で全国大学選手権を制覇。10年4月より日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクターに就任。12年度はラグビーU20日本代表監督を兼任し、14年度に再任。
日本における「フォロワーシップ論」の提唱者のひとりとして、次世代リーダーの育成・教育や組織力強化、成人向けの学びの環境づくりに貢献。企業コンサルタントとしても活躍中。第6講6月中下旬予定 14時00分~17時45分人・組織と未来ファミリービジネスの未来を創る組織と人招聘講師:八木 洋介氏(株式会社LIXILグループ 執行役副社長 人事・総務担当)京都大学経済学部卒業。1980年日本鋼管(現JFEエンジニアリング)入社。92年マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院で修士号を取得。99年にGEに移り、GE Medical Systems Asia、GE Money Asia、日本GEでHRリーダーを務める。2012年4月より現職。全世代を対象としたリーダーシップ研修の立ち上げや女性の活躍などを多角的に推進している。著書に「戦略人事のビジョン 制度で縛るな、ストーリーを語れ」(光文社新書・共著)がある。
人事のスペシャリストとして、常に明確で強いメッセージを発信し続ける著名なトップエグゼクティブのひとり。※講師・内容等は変更されることがあります
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事業承継の現状
日本の上場企業におけるファミリービジネス比率
日本の上場企業約3,600社を対象として、同族経営かどうかを調査した結果。同族の範囲は創業家などから2親等以内を対象として、株式の所有比率と役員の選出の状況について8つの区分を設け、その上で一族の複数がベスト10以内の株主、もしくは役員、という条件に当てはまる会社を同族企業(ファミリービジネス)と定義。
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- 業歴が浅い会社においては、創業者カラーが強くとも創業者だけだと一族として存在感を持つかが不明確なため、「単独」として区分。
出展:日本経済新聞 2015年9月9日 記事 ~ 「同族」は5割以上に 上場3600社・最新調査~
(後藤教授ら調べ、単独はベスト10までの株主、役員が創業者らのみの会社)代表的なファミリービジネス企業
トヨタ自動車/キヤノン/リンナイ/村田製作所/スズキ/タカラトミー/穴吹興産/鹿島建設/大林組/清水建設/七十七銀行/スルガ銀行/大日本印刷/伊藤園/キッコーマン/エスビー食品/ハウス食品/大正製薬/エーザイ/ロート製薬/小林製薬/コーセー/マンダム/三菱鉛筆/エステー/東武鉄道/富士急行/アルペン/丸井/イオン/コナカ/AOKIホールディングス/青山商事/はるやま商事/ヤマダ電機/ケーズホールディングス/マツモトキヨシ/カワチ薬品/ニトリ/大塚家具/ファーストリテイリング/ソフトバンク/コナミ/カプコン/大塚商会/楽天・・・等
日本の社長の年齢推移
出展:東京商工リサーチ調べ
経営者の年齢別事業承継の準備状況
出展:全国商工会連合会「小規模事業者の事業活動の実態把握調査」
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開催概要
名称 次代を拓くファミリービジネス~実践のための特別プログラム 主催 日経ビジネススクール、株式会社リブ・コンサルティング 開講時期 2017年1月20日(金)~6月中下旬 会場 日本経済新聞社、リブ・コンサルティングほか 定員 約30名 受講料金 149,040円(税込み) 申込締切 2017年1月15日(日) - ※
- 定員に達した場合は予告なく繰り上げることがあります
備考 - ※
- 応募多数の際には、売上高100億円以上の規模のファミリービジネス経営者、事業承継者、マネジメント層を優先とさせていただきます。予めご了承ください。
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- 「御社の経営課題」「継承課題」「プログラムの学びに期待されること」などをお申し込みフォームの備考欄にご自由にご記入ください。任意ですが、応募多数の際には参考とさせていただきます。
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- プログラム内容は諸般の事情により変更される可能性があります
免責事項 - ・
- 日本経済新聞社(日経)は、プログラム日程を変更または中止する場合、原則として受講者に対してその内容に応じてあらかじめ電話、電子メール、当ウェブサイトなどでの告知を行います。
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- 天災地変その他の不可抗力や主催者および講師の事情などにより、講義を一部あるいは全部、中止(不催行)させていただく場合がございます。中止の場合は原則、別日程に講義を振り替えて催行させていただきますが、主催者の事情により完全に提供されない講義については、受講料を無利子にて受講者が指定する銀行口座に振り込むことによって返却します(返金時の振り込み手数料は弊社負担)。ただし、受講料以外に受講者側で発生した宿泊費・交通費などその他の費用については、日経は補償いたしかねます。
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「次代を拓くファミリービジネス」 事務局
〒101-0047 東京都千代田区内神田1-6-10 笠原ビル7F(株)日経ピーアール内
TEL:03-6812-8690 FAX:03-6812-8649(9:30~17:30、土・日・祝日は除く) E-mail:nfb@nikkeipr.co.jp