ご好評につき、水曜・土曜クラスは満席となりました。木曜クラスのお申し込みは若干名受け付けております。
お問い合わせは下記事務局までお願いします。
TEL: 03-6812-8692
FAX: 03-6812-8649
[9:30~17:30、土日祝・国民の休日、年末年始は除く]
E-mail:socialdesign@nex.nikkei.co.jp
日経ビジネススクールでは、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科と共同で「ソーシャルデザイン集中講座 2019」を開講します。
本講座では「社会課題をビジネスの手法で解決する」注目のソーシャルビジネスを中心に、最新の事例を通じての解説に加え、理論と実践に優れた講師陣が毎回、講師とコーディネーターによる演習形式の授業を展開します。さらに大きく変貌した東日本大震災後の社会状況を意識した内容を盛り込みます。
全7回の講義で社会デザインの基礎が一挙に学べます。
具体的なテーマとして、
(1) | 戦略的CSR・CSV・CRM・パラレルキャリアなど企業と社会との関係性 |
(2) | 最先端の経営組織も注目する「ソーシャル」「ネットワーク」「ソーシャル・キャピタル」などの概念と実際 |
(3) | 現代のコミュニティデザインとしてのコミュニティビジネスやソーシャルビジネス、社会起業家 |
(4) | 現代的重要性を増しているあらゆる場面での危機管理 |
(5) | 以上の基礎をなす哲学や現代思想および社会の組織原理に関する知見 |
などを網羅的に学びます。
※各クラスともに4回以上出席された方には立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科から修了証が発行されます
※3クラス合同のネットワーキングパーティーを8月24日(土)に行います
トップメッセージ
社会デザイン学への招待 2019
環境や地域紛争に加えて新しい形の貧困や社会的排除が大きな社会の課題となっています。その解決のため、政府行政・企業・NGO/NPO等の組織はそれぞれどのような役割を担うのか。セクターの垣根を越えた「協働」は,どこまでの有効性と可能性を期待できるのか。異なる価値観を持つ人々が共生していくための知恵や仕組みとしての社会とそこでの人々の参画の仕方を、これまでの常識にとらわれずイノベートしていくことが求められています。そうした思考と実践のありようを、私たちは「社会デザイン」と呼んできました。
「デザイン」とは社会の仕組みを大胆に組み替えていくことと同義であり、「いまここではないどこかとなにものか」を求め続ける一連のプロセスでもあります。また、同時に何より「市民社会」の創造という長年のテーマと改めて向き合い続ける問いでもありました。
創設18年目を迎える本研究科は、こうした社会デザインをめぐる「鳥の眼」を確実に育んできました。また、非営利・公共分野と関わる社会的な活動諸組織の運営・経営人材を輩出する日本初のビジネススクールとして、NGO/NPO・危機管理・ネットワークはもとより、コミュニティーデザイン・平和構築・安全保障、さらにはCSRやソーシャルビジネスにも及ぶ具体的課題へのアプローチを通じた「虫の眼」もまた、国内外の多様なネットワークを活かして実践的に展開しています。
他方でソーシャルデザイン的な学びがちょっとしたアイデアやスキル、流行として捉えられる向きもありますが、本研究科の知的営為の根底にあるものは,地域や生活といった足元からの人々の営みです。理論的・構造的な追究はもとより、現場と往復し、当事者性と内発性をそなえた実践的な研究を重視したいと強く念じています。理想を現実のものにしたいと格闘する人たちが、「後戻りできない市民」として、新たな方法論と表現を獲得していけるようにすることは、本研究科の社会的責任(USR)でもあるのです。
本講座にご参加いただく皆さんには,他に類を見ない場として展開しつつある本研究科のコミュニティをまずは回遊していただき、講師や受講者同士とのかかわりの中から、具体的ながら決して単純なスキルにとどまることのない実践的研究力と新たな職能を自らのうちに育てていただきたいと願っています。
立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科 教授、社会デザイン研究所所長
中村 陽一
プログラム
約2カ月で7回の講義が実施されます。
平日夜間に開催される水曜クラス・木曜クラスのほか、土曜クラスもご用意しています。
いずれも少人数クラスで繰り広げられる熱い議論へのご参加をお待ちしています!
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- 第1回
水曜クラス 7/24(水)19:00~21:30
9B03教室(9号館地下1階)木曜クラス 7/25(木)19:00~21:30
太刀川記念館(3階カンファレンスルーム)土曜クラス 7/27(土)14:00~16:30
9B03教室(9号館地下1階)
社会デザインへの招待―ソーシャル・イノベーションへ向けて
なぜ社会デザインはこれからの企業人にとって必須なのか?多様なテーマ・キーワード群と豊富な事例を紹介しつつ、企業・行政・NPO/NGOすべてにまたがる基本的な考え方と実践へのヒントを学びます。映像資料も多用して視覚的な理解も進めます。
中村 陽一氏(なかむら よういち)
立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科 教授
社会デザイン研究所長。NPO法人やソーシャルビジネスの運営サポート等、現場と大学院を往復しつつ実践的研究、政策提言等に取り組む。ニッポン放送「おしゃべりラボ~しあわせSocial Design」パーソナリティ。ジャズライブでのリーディングや演劇プロデュースなど幅広い活動も行う。専門分野は、「社会デザイン学」「ソーシャルビジネス」「コミュニティーデザイン」「NPO/市民活動論」ほか。
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- 第2回
水曜クラス 7/31(水)19:00~21:30
太刀川記念館(3階カンファレンスルーム)木曜クラス 8/1(木)19:00~21:30
太刀川記念館(3階カンファレンスルーム)土曜クラス 8/3(土)14:00~16:30
太刀川記念館(3階カンファレンスルーム)
超高齢社会から紐解く、消費社会の変容
今、日本の社会はどうなっているのか、生活者はこれからどう動くのか?超高齢社会を読み解く種々のデータを活用しつつ、そこから今後の社会デザイン、コミュニティーデザインの糸口を探り当てます。
高宮 知数氏(たかみや ともかず)
立教大学 社会デザイン研究所 研究員、株式会社ファイブ・ミニッツ代表
立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科講師。東日本国際大学地域振興戦略研究所 客員教授。
マーケティング・プロデューサー/プロジェクト・デザイナーとして、神田淡路町・ワテラス、久留米シティプラザ、鶴岡市・FOODEVERなどの文化施設の創設や運営、まちづくりを手掛ける。 -
- 第3回
水曜クラス 8/7(水)19:00~21:30
太刀川記念館(3階カンファレンスルーム)木曜クラス 8/8(木)19:00~21:30
太刀川記念館(3階カンファレンスルーム)土曜クラス 8/10(土)14:00~16:30
太刀川記念館(3階カンファレンスルーム)
サステナビリティ・ビジネスが促す社会変革
2015年のパリ協定、SDGs(持続可能な開発目標)の国際合意から、世界のビジネスの前提条件は大きく変わりました。社会問題の解決に取組み、環境・社会のサステナビリティへの貢献をすることなしに、企業は持続的に成長できないと考えられるようになったのです。日本でも、昨年末に経団連が「Society 5.0」を打ち出し、企業行動憲章を「持続可能な社会の実現が企業の発展の基盤である」とするものに改定しました。2020年代のビジネスに否応なしに訪れる変化は何であるか、ESG投資、EVシフト、脱炭素、エシカル、働きがいなどの前提は何であるかを考え、同年代の社会、ビジネス、仕事を構想するヒントを探ります。
広石 拓司氏(ひろいし たくじ)
(株)エンパブリック 代表取締役
東京大学大学院薬学系修士課程修了。シンクタンク、NPO法人エティックを経て、2008年株式会社エンパブリックを創業。「思いのある誰もが動き出せ、新しい仕事を生み出せる社会」を目指し、地域・組織の人たちが知恵と力を持ち寄る場づくりを活かして、社会課題解決型の事業開発や起業に役立つツール、プログラムを提供している。近著に『ソーシャル・プロジェクトを成功に導く12のステップ』(共著、みくに出版)。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科、慶應義塾大学総合政策学部の非常勤講師も務める。
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- 第4回
水曜クラス 8/21(水)19:00~21:30
太刀川記念館(3階カンファレンスルーム)木曜クラス 8/22(木)19:00~21:30
太刀川記念館(3階カンファレンスルーム)土曜クラス 8/31(土)14:00~16:30
太刀川記念館(3階カンファレンスルーム)
※土曜クラスのみ第5回
危機管理からみたソーシャルデザイン
現代社会は、私たちにリスクという不確実性との付き合い方について深い問いを突き付けています。もはや特定分野の専門性や閉じた知の体系、縦割りの制度や対策のみでは、高度リスク社会への対応は困難です。危機管理およびリスク論の理論的・制度的なフレームワークの理解と情報セキュリティ、内部統制、BCP等の実例を通じてソーシャルデザインを考えます。
指田 朝久氏(さしだ ともひさ)
立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科 客員教授
東京海上日動リスクコンサルティング主幹研究員。NPO事業継続推進機構副理事長。企業等事業継続・防災評価検討委員会委員(内閣府)などを歴任。危機管理、内部統制、情報リスク、事業継続計画(BCP)コンサルティングに従事。博士(情報学)、情報処理技術者システム監査、気象予報士の資格を持つ。
- 第5回
水曜クラス 8/28(水)19:00~21:30
太刀川記念館(3階カンファレンスルーム)木曜クラス 8/29(木)19:00~21:30
太刀川記念館(3階カンファレンスルーム)土曜クラス 8/24(土)14:00~16:30
太刀川記念館(3階カンファレンスルーム)
※土曜クラスのみ第4回

発達し続けるための哲学―アイデンティティと内発性
組織や地域そして個人は、どうすればソーシャルで持続可能な成長(発達)ができるのか。各々が、外から与えられたゴールではなく、自らの内から出て来る目標を見つけ、どのように行動をデザインすればよいのか。心理学、哲学からのアプローチで考える。
大熊 玄氏(おおくま げん)
立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科 准教授
金沢大学大学院博士後期課程満期退学。インドPune大学大学院国費留学。金沢大学非常勤講師、石川県西田哲学館学芸課長(専門員)を経て、2015年より同館副館長。専門は、哲学、宗教学。社会人との哲学対話を通して、哲学の社会実装に取り組んでいる。
- 第6回
水曜クラス 9/4(水)19:00~21:30
太刀川記念館(3階カンファレンスルーム)木曜クラス 9/5(木)19:00~21:30
太刀川記念館(3階カンファレンスルーム)土曜クラス 9/7(土)14:00~16:30
太刀川記念館(3階カンファレンスルーム)

経営組織戦略とソーシャルデザイン~リーダーとフォロワーの物語
現代の経営組織と事業の戦略はなぜ「ソーシャル」に注目するのでしょうか? 組織人事、能力開発、マーケティング、ブランディング、リーダーシップとフォロワーシップ、サードプレイス、物語法などのキーワードを交えながら、経営および事業の最前線から、組織論・戦略論とソーシャルデザインの接点を追究します。
梅本 龍夫氏(うめもと たつお)
立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科 教授
電電公社(現NTT)に入社後、スタンフォード大学ビジネススクール修了。ベイン・アンド・カンパニー、シュローダーPTVパートナーズを経て、サザビー(現サザビーリーグ)取締役経営企画室長。スターバックスコーヒージャパン立上げ総責任者。以降は独立し、10年間、コンサルタントとして同社に携わる。専門は経営戦略、組織人事、能力開発、マーケティング、ブランディング、物語法。
- 第7回
水曜クラス 9/11(水)19:00~21:30
太刀川記念館(3階カンファレンスルーム)木曜クラス 9/12(木)19:00~21:30
太刀川記念館(3階カンファレンスルーム)土曜クラス 9/14(土)14:00~16:30
太刀川記念館(3階カンファレンスルーム)

ソーシャル・イノベーション実践論 2019
いまのソーシャルデザイナー(社会イノベーター)に求められるものとは何でしょうか?
あなたは明日からどのようなソーシャルデザイナーになれるのでしょうか?
社会を創り、変革する担い手に必要な背景、スキル、知力・気力・体力のすべてを実践的に「体験」していただきます。
石川 治江氏(いしかわ はるえ)
立教大学社会デザイン研究所 特任研究員
特定非営利活動法人ケア・センターやわらぎ代表理事、信頼資本財団理事。杉並区から山梨県まで13拠点で特養、グループホーム、デイサービスなどを展開。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授を経て現職。専門は地域福祉と生活の質(QOL)向上活動。
- 懇親会
水曜・木曜・土曜クラス 8/24(土)17:00~19:00
カフェテリア山小屋(ウィリアムズホール2階)

3クラス合同ネットワーキングパーティー
お申し込みの方全員を3クラス合同で行うネットワーキングパーティにご招待します。雰囲気のある立教キャンパス内の会場で教員陣に質問したり、他のクラスからのご参加者との名刺交換など積極的な交流をしていただける絶好の機会です。例年、各クラス単位で大いに団結し、盛り上がるほか、それを超えた学びの輪が生まれています!
開催概要
名称 | 立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科×日経ビジネススクール Presents |
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検索番号 | P1901669/P1901670/P1901671 |
主催 | 立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科、日経ビジネススクール |
開講時期 |
水曜クラス:7/24(水)~9/11(水)19:00~21:30
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申込締切 | 7/18(木)
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会場 | 立教大学 池袋キャンパス(東京都豊島区西池袋3-34-1) |
定員 | 各クラス50名程度 |
受講料金 | 48,600円(税込み) |
入金締切 |
ご入金の締切日は請求書に記載いたします。必ず入金締切日までに入金をお願いします。
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本講座の内容は、事前の告知なく変更を行う場合があります。
主催者の諸般の事情や、天災地変その他の不可抗力の事態により、本講座の一部あるいは全部を中止させていただく場合がございます。
本講座の一部あるいは全部を中止する場合は、運営事務局から受講者に対して、本サイトや、電子メールなどで事前に告知します。ただし、事由によっては事前の告知がないことをあらかじめご了承ください。
本講座の一部あるいは全部を中止する場合、残り期間または残り回数に応じて精算した受講料を無利子にて受講者が指定する銀行口座に振り込むことによって返金します。この場合、返金時の振込手数料は日経が負担します。ただし、受講料以外に受講者側で発生した宿泊費・交通費などの費用については、日経は補償いたしかねます。
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よくあるご質問
Q. | 事前の課題や準備などはありますか? |
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A. | 原則として事前課題はありません。 |
Q. | 年齢や就業経験など受講条件はありますか? |
A. | ありません、社会人の方であればどなたでも受講できます。 |
Q. | 受講料の支払いは振込だけですか?カードで支払えますか? |
A. | クレジットカードでもお支払いいただくことが可能です。 |
Q. | 領収書はもらえますか? |
A. | 請求書でのお支払いを選択された場合、ご希望の方には発行いたします。下記、「ソーシャルデザイン集中講座事務局」までご連絡ください。 クレジットカード決済を選択された場合は入金完了メールを領収書として代えさせていただきます。 |
お問い合わせ
ソーシャルデザイン集中講座事務局
TEL: 03-6812-8692
FAX: 03-6812-8649
[9:30~17:30、土日祝・国民の休日、年末年始は除く]
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- 日経ビジネススクール TOP
- 立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科×日経ビジネススクール Presents ソーシャルデザイン集中講座 2019