ご好評につき、一括お申し込みは満席となりました。単科のお申し込みは受け付けております。
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(9:30~17:30、土日祝、国民の休日、年末年始は除く)
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日経ビジネススクールは京都大学経営管理大学院(京大MBA)と共同で「京都大学サービスMBAを知る特別講座@東京 ~モノからコトへ、消費が変わる時代のビジネスを考える~」を開講します。
このプログラムは、我が国最高峰の教育機関である京都大学が、おもてなしの本場・京都にて開講している「京大サービスMBA入門プログラム」「京大MBA(サービス&ホスピタリティ)」における高度でユニークな社会人向け教育のエッセンスを、首都圏のビジネスパーソンにも利便性高く享受いただけるよう、特別にアレンジされたものです。
京大MBAの魅力ある世界の一端を、平日夜間に交通至便な東京・丸の内/大手町エリアで体感できるこの好機をお見逃しなく!
※5回以上の講義に出席された方には京都大学経営管理大学院、日経ビジネススクールから修了証が発行されます。
トップメッセージ
モノからコトへと転換する時代を読む、新たな経営学のエッセンスを京都の地から
消費者ニーズがモノからコトへと転換し、サービス産業は、日本経済のGNPの7割を超えるまでに発展しました。しかしながら、日本のサービスの収益性、生産性、イノベーション創造については多くの課題があります。
従来の経営学は、工業経営学の伝統が強いこともあり、サービス経営の理解と展開の側面が不十分でした。京都大学経営管理大学院(京大MBA)は、2006年よりサービス・マネジメント領域のMBAプログラムを創設し、モノからコトへと視点を転換した新たな経営学や関連科学の成果を用い、独自の研究と教育を行ってきました。
本プログラムは東京の地で京大MBA教育のエッセンスを体感いただける特別なものです。「サービスにおける経営の独自性」「マーケティングの特徴」「生産性の向上」「ITの活用」「流通の将来、金融におけるマーケティング」「デジタル化する観光ビジネス」を主なトピックとして展開し、この流れを通じて、日本の主力産業に成長しつつあるサービス産業の新たなビジネスと経営のモデルを理解していただきます。また、本プログラムは、より本格的な学びとして用意されている「京大サービスMBA入門プログラム」や「京大MBA(サービス&ホスピタリティ)」に連なるステップの第一歩としても位置付けられております。
グローバルに日本のおもてなしサービスを展開したいと考える、関東地区の気鋭のビジネスパーソン多数さまのご参加を期待しております。
京都大学経営管理大学院 教授 若林 直樹
プログラム
サービス経営に関わる次世代経営幹部、サービス産業でマネージャーやリーダー職位の方やその予備軍、
サービス関連の分野で新規事業の企画をお考えの方に特に受講をおすすめします。
また、サービス産業、サービス経営における、
今とこれからの主要なトピックを押さえておきたいという方のご参加も歓迎いたします。
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第1回
6/13(木)
19:00~21:00サービスビジネスの成長と顧客視点の経営知
グローバルに経済のサービス化が進むなかで、工業経営とは異なるサービス経営の独自性と面白さが注目されています。サービスの経営学や関連領域での国際研究は、生産者中心の旧い工業経営の視点から、顧客目線の新たな分析視点へと転換し、サービスを中心とした経済の見方、顧客経験の高度化、彼らとの共創とサービス・イノベーション、顧客志向型の組織作り、生産性と顧客満足度、インバウンドという国際化、そして顧客の幸福を支援するサービス・デザインという新たな経営テーマを提起しています。
これらのテーマに加え、「京大サービスMBAプログラム」で講義している新たなサービス経営についての代表的論点を概説し、コトづくりのサービス経営の見方を提示します。若林 直樹(わかばやし なおき)
京都大学経営管理大学院 教授
東京大学大学院社会学研究科博士課程中退、京都大学博士取得。東北大学准教授、京都大学准教授を経て、現在京都大学経営管理大学院教授。専門は、経営組織論、ネットワーク組織。コンテンツ、サービス、バイオ産業におけるビジネス・ネットワークの成長とそれによる組織能力の転換の研究。主著に『ネットワーク組織』(有斐閣)。日本経済新聞『経済教室』などで経営の視点に関する定期連載をしている。
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第2回
6/20(木)
19:00~21:00サービスマーケティング~すべてはサービス/体験という新視点
モノのマーケティングは4Pのフレームワームで展開するという定式化が広がっていますが、サービスのマーケティングはそれではけっして十分ではありません。伝統的なサービス業だけでなく、製造業のサービス化やネットビジネス、プラットフォーム型サービスの展開など、現代ビジネスの中心はサービス領域に移行しており、サービス・イノベーションが既存の競争、業界を変えつつあります。このような状況のもとで、サービスの特質にもとづくマーケティングの革新が求められます。
本講義では、サービスの特質、サービスのマーケティングのフレームワーク、サービスマーケティング事例分析について学びます。若林 靖永(わかばやし やすなが)
京都大学経営管理大学院経営研究センター長・教授/京都大学大学院経済学研究科教授
京都大学経済学部卒業、同大学院修了、博士(経済学)。マーケティング、流通、商業、起業、批判的思考教育などを専門とする。著作に『顧客志向のマス・マーケティング』(同文舘出版)、『2050年 新しい地域社会を創る』(東信堂)、『ワードマップ 批判的思考』(新曜書房)ほか。京都市伝統産業活性化推進審議会会長、京都市消費生活審議会会長、京都市商業振興アドバイザリー会議議長、CIEC(コンピュータ利用教育学会)会長理事、NPO法人 教育のためのTOC日本支部理事長なども務める。
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第3回
6/27(木)
19:00~21:00価値共創型小売業の進化とデジタルエコノミーの方向性
人々の価値観の変化と、SNS、AI、IoT等の進化により、産業のサービス化と生活者起点の価値共創へのパラダイムシフトが広がっています。流通小売業の営業利益率トップ3であるアリババ、セブン-イレブン、ZARA(インディテックス)の価値共創の分析を踏まえ、更に経済的・社会的な影響力を増すデジタルプラットフォーマーの方向性についての考察を行います。
碓井 誠(うすい まこと)
京都大学経営管理大学院 特別教授
1978年、セブン-イレブン・ジャパン入社。主に業務改革を推進するとともに、米セブン-イレブンの再建やATM事業、eコマース事業等も手掛け、2000年に常務取締役システム本部長。04年~11年フューチャーアーキテクト副社長、11年オピニオン設立。10年より京都大学特別教授ほか。IT活用、サービス革新を中心にコンサルティングと教育活動に従事している。
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第4回
7/4(木)
19:00~21:00サービス産業における生産性理論とマネジメント
日本を含む先進諸国におけるサービス産業の比率は既に70%を超えており、「サービス経済化」の潮流はますます進展していくと考えられます。
一方、サービス産業の労働生産性は低く、その課題解決はサービス産業のみならず、先進諸国共通の社会的課題となっています。21世紀に入り、サービス産業の生産性向上を図るための学際的研究領域としてサービスサイエンスまたはサービス学が提唱され、徐々にその研究成果が社会実装されつつあります。
本講義では、サービス産業の労働生産性向上を図るために求められる基本的な理論を概説するとともに、実務家として生産性向上を実践するための知見獲得を目指します。新村 猛(しんむら たけし)
がんこフードサービス株式会社 取締役副社長/立命館大学客員教授
筑波大学大学院博士課程システム情報工学研究科修了。博士(工学)。グランドスケープ株式会社代表取締役社長、立命館大学 客員教授、特定研究開発法人産業技術総合研究所人間拡張研究センター客員研究員、一般社団法人関西経済同友会調査企画部会委員などを併任。
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第5回
7/18(木)
19:00~21:00サービス・マーケティングの観点から見た金融ビジネス
金融ビジネスは長く規制産業であったため、サービス業でありながらサービス・マーケティング、すなわち価値共創の視点が不十分な業界でした。近年では、Fintechの台頭に象徴されるセクター全体での構造変化が生じ、個人金融・企業金融の両面において、決済のキャッシュレス化、融資のための企業評価方法の変化などが起こっています。
本講義では、急速に変化しつつある金融サービスを、価値共創とサービス・エコシステムの観点から捉え直し、金融ビジネスの変化と将来像について解説します。また、金融ビジネスの変化についての知識とともに、サービス・マーケティングにおける中心課題である共創価値測定の新たな視点を提供します。戸谷 圭子(とや けいこ)
明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科専任教授、株式会社マーケティング・エクセレンス マネージング・ディレクター、日本学術会議 連携会員
明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科専任教授。筑波大学大学院経営・政策科学研究科博士課程修了。博士(経営学)。マーケティング・エクセレンスマネージング・ディレクター兼任。同志社大学等を経て現職。サービス・マネジメントを専門とし、実務活動においてビッグデータや調査データを活用。日本学術会議連携会員をはじめ、サービス関連の役職を多数兼務。『ゼロからわかる 金融マーケティング』『カスタマーセントリックの銀行経営 価値共創版』(ともに金融財政事情)など著書多数。
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第6回
7/25(木)
19:00~21:00デジタル・トランスフォーメーション時代のマネジメントとは
情報化社会の本質はデジタル化にあります。社会の様々な情報がデジタル化され、それを前提として社会の制度や仕組みが変わりつつあります。デジタルを前提とした新しいビジネスの誕生のみならず、既存のビジネスやマネジメントも、デジタル化に対応しなければ生き残れない状況が生まれています。この様な変化への取り組みこそが、デジタル・トランスフォーメーションと呼ばれている現象です。
こうした背景のもと、社会・経済の情報化と今後のマネジメントについて議論していきたいと思います。松井 啓之(まつい ひろゆき)
京都大学経営管理大学院 教授
横浜市立大学文理学部卒、東京工業大学大学院総合理工学研究科博士課程単位 取得退学、博士(工学)。東京工業大学工学部助手、愛知学院大学情報社会政策学部講師、京都大学大学院経済学研究科助教授などを経て、現職。
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第7回
8/1(木)
19:00~21:00日本の観光産業はどこへ行くのか~いま、ここにある問題と未来を創るための方策
日本政府は新しい産業の柱を構築すべく観光産業の発展に注力しています。
現在、政府が掲げている訪日外国人の目標数は、2020年で4,000万人、2030年に6,000万人です。この目標に対して、民間(宿泊施設、旅行代理店)と行政(中央官庁、地方自治体)がいま抱えている問題点は何なのでしょうか?そして、その問題点を改善するための戦略と付随するアクションプランは何なのでしょうか?
多くの疑問を抱える今の観光産業に対して、ビッグデータを活用した最新技術(AIやアルゴリズムなど)のマーケティングアプローチ、インバウンド観光客に向けて政府や宿泊施設が取るべき対応策(プラットフォームの改善など)を、データとともに具体的に議論していきます。- ※
- 本講義は全7回のクロージングを兼ねた特別なセッションのため、単科申込はできません
石井 恵三(いしい けいぞう)
エクスペディア・ジャパン 代表取締役社長
アジア太平洋地域の経営チームの一員として、日本におけるエクスペディアのビジネスを統括する。20年以上に渡り、アジア太平洋地域、アメリカ、日本において、AIG、アマゾン、AOL等の企業で、デジタルやEコマース事業に従事。 前職は世界最大のラグジュアリーコスメティック会社であるELCグループにてCRM(顧客関係管理)/オンラインのディレクター。同社のオンラインビジネスの流通規模を3年間で倍に増やし、ラグジュアリー化粧品ブランドのオンラインプラットフォームとして日本最大規模へと成長させた。
前川 佳一(まえがわ よしかず)
京都大学経営管理大学院 特定教授
京都大学工学部卒業。三洋電機(現パナソニック)に入社し、映像機器やデジタル機器の技術・事業企画に従事。ボストン大学にてMBA、神戸大学にて博士(経営学)を取得した後、 2008年4月より京都大学経営管理大学院に勤務し、19年4月より現職。著書に『パズル理論』(白桃書房)など。
開催概要
名称 |
京都大学MBA×日経ビジネススクール Presents |
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主催 |
京都大学経営管理大学院、日経ビジネススクール |
特別協力 |
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開講時期 |
2019/6/13(木)~2019/8/1(木)[全7回] 19:00~21:00(18:30開場) |
申込締切 |
7科目一括申し込み 6/9(日)
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会場 |
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定員 |
約60名(予定) |
受講料金 |
7科目一括申し込み 51,840円(税込み) |
入金締切 |
ご入金の締切日は請求書に記載いたします。必ず入金締切日までに入金をお願いします。
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