【重要なお知らせ】
新型コロナウイルス感染症の影響拡大に伴い、受講者の皆様の健康や安全面を第一に、共催者間で協議した結果、本プログラムは「オンライン講義」として、開催させていただくこととなりました。今後状況が改善され、教室での講義が実施できると判断した場合には、オンライン講義から、教室での講義に切り替えてまいります。
すでに全編および単編にお申込頂いた方には、事務局(mba_essentials@nex.nikkei.co.jp)よりメールにてご連絡しております。(送信日時:3月31日10時30分ごろ)
本講座申込時にご登録いただいたメールアドレス宛へのご連絡となりますので、必ずご確認いただきますようお願い致します。
皆さまにはご不便おかけし申し訳ございませんが、何卒ご理解のほど、どうぞ宜しくお願い致します。
日経ビジネススクール
日経ビジネススクールでは早稲田大学ビジネススクール(WBS)と共同で「MBA Essentials 2020<アドバンスコース>マーケティング~理論・実践編/革新・創造編」を開講します。
どんな価値を生み、顧客にどう届けるのか、そして、価値を顧客とどのように共創していくのかーーー。
マーケティングは価値創造とイノベーション創造をもたらす重要な企業活動として重視され、その手法は時代と共に進化しています。
本講座は、マーケティングに関する総合的な理解を深める「理論・実践編」と、「デザイン思考」「ブルー・オーシャン戦略/シフト」などイノベーション創造とのかかわりが深い新たな領域への理解を深める「革新・創造編」の2編で設計されています。
包括的な理解のためには一括受講を推奨しますが、理論・実践編、革新・創造編どちらか一方のみの受講も可能です。
- 「理論・実践編」「革新・創造編」ではそれぞれ3回以上、「全編一括受講」の場合は6回以上出席された方には、早稲田大学ビジネススクールから修了証が発行されます。
テーマ特化型&100名程度の規模で学ぶアドバンスコースは、500人の大教室で学ぶ総合コースに比べ、ケース事例を読み込んだり、グループディスカッションの時間を多く割く「演習型」が特徴です。積極的なご参加と発言が、ご自身の学習効果を高めます。高度で豊かな実務や研究実績を有する一流ビジネススクールのトップ教員によるMBA流講義運営にて、意欲あるビジネスリーダーのご参加をお待ちしています。
講師による学びの解説と
メッセージ
前向きで活発な議論で授業は大いに盛り上がり、それだけ受講者各位が得られる学びが大きくなります。単なる正解探しをするような退屈な議論は誰も望んでいないと思います。ぜひ、臆することなく楽しんでご参加ください!
理論・実践編
マーケティングとは、顧客価値の創造とその提案のための文脈作りを同時に行う活動です。
活動のためには、企業や社会が何を目指すのかを理解すること、顧客にどのような価値を届けるのかを思考すること、その価値を共創し続けること、これらがいずれも重要な要素となります。
理論・実践編では、レビットやコトラーといった古典的理論から、デジタル時代のマーケティング手法など最先端の動向までを俯瞰し、幅広く解説します。特に今年は、B2Bブランディングを新しく盛り込み、B2B企業の方々にも応用可能な議論を展開します。
革新・創造編
新たな成長をつかむために、マーケティングがどのように貢献できるのか……
ビジネスにおける最重要命題のひとつである「イノベーション創出」にフォーカスし、マーケティングとの関係性を理解したうえで、様々な理論や手法について議論します。
特に、新市場を創出するイノベーションのあり方を、ブルーオーシャン戦略/シフトを中心に考えます。SDGs時代だからこそ生まれるアイデア発想や事業にも言及し、自分ゴトの実践としてのイノベーション創出を目指します。
早稲田大学ビジネススクール(WBS)教授
川上 智子
受講対象者
- 製品やサービスを統括する立場にある方
- 所属組織の将来を構想する立場にある方
- 経営企画・商品企画・営業企画・技術企画などの企画職
- 財務や知財等に業務上のかかわりがある方
- 研究開発、広報・宣伝、デジタル・マーケティングにかかわりのある方
マーケティングについて、「STP」や「4P」といったフレームワークの使い方にとどまらず、より本質的な理解を深め、実践してみたいという意欲のある方は大いに歓迎します。
革新・創造編では、基礎的な理解があることをより強く求めます(※「理論・実践編」を受講されることでも基礎的な理解は得ていただけます)。
プログラム

理論・実践編/革新・創造編にはそれぞれ参考書籍があります。
受講者の皆さまに、該当の書籍を贈呈致します。ぜひご活用ください。
理論・実践編
『B2Bブランドマネジメント』(フィリップ・コトラー他著・川上智子訳、白桃書房、近刊)
革新・創造編
『実践ビジネスプラン<第2版>』(川上智子ほか/中央経済社)
理論・実践編
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- 第1回
- 6/13(土) 14:00~17:00
マーケティングと価値創造
マーケティングは価値創造にかかわる活動です。マーケティングのフレームワークとして知られる「STP」や「4P」はマーケティング・マネジメントの重要な要素ですが、それだけがマーケティングの本質ではありません。
本講義では,マーケティングのドラッカーと称されるセオドア・レビットから、イノベーションのジレンマで知られるクリステンセンまで、古典と最新の理論をつなぐ独自の価値論を紹介し、顧客にとっての便益や価値とは何かを掘り下げます。
さらに、価値は絶対的ではなく相対的なものであるため、ある製品やサービスが優れていると顧客が評価できるような文脈も同時に創り出す必要があります。その全体像を設計し、実行することがマーケティング活動であるということを具体的な事例を通じてお伝えします。 -
- 第2回
- 6/20(土) 14:00~17:00
マーケティングのデジタル化
フィリップ・コトラーの『マーケティング4.0』を参考に、「マーケティング・リサーチ」「STP」「4P」のそれぞれにおけるマーケティングのデジタル化の多様な側面について理解を深めます。モバイル化の進展とともに進展した、EC企業のオフライン店舗に代表されるOMO (Online Merges with Offline)の動向も紹介します。さらに、シームレスなO2O(オンライン to/from オフライン)を設計・分析するためのフレームワークであるNew AIDAモデルについても解説します。
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- 第3回
- 6/27(土) 14:00~17:00
B2Bブランディング
コトラー他『B2Bブランドマネジメント』に基づき、ブランディングの基礎とB2Bブランディングへの応用について学びます。マーケティングはB2C分野で発達してきました。ブランディングに関しても、B2Cでは必要性が認識されていますが、B2Bではまだその重要性が十分に認識されているとは言えません。本講義では、さまざまなB2B企業のブランディングの事例を通じて、その進め方やハードルの乗り越え方について議論します。
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- 第4回
- 7/4(土) 14:00~17:00
戦略PRとメガ・マーケティング
フィリップ・コトラーは、マーケティングの「4P」に「Power」 と「Public Relations (PR)」 の2つを加えた「6P」を「メガ・マーケティング」と称しています。価値を創出するだけでなく、その価値を消費者が認知し、社会規範として共有するための文脈創出の活動もマーケティングには含まれます。
本講義では、日本で規制緩和に成功したコンカーの事例や戦略PRの手法などを紹介しつつ、新たなモノやサービスの価値だけでなく、その価値を評価する文化的・社会的な文脈も同時に創り出すマーケティングの可能性を探ります。
革新・創造編
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- 第1回
- 8/19(水) 19:00~22:00
マーケティングとイノベーション、その関係性を正しく読み解く
ピーター・ドラッカーが、「ビジネスの唯一の有効な定義は顧客の創造であり、それゆえに、すべての事業が共通して有する機能はマーケティングとイノベーションの2つのみである」と述べていることはあまりにも有名です。
しかし、マーケティングとイノベーションの定義や関係性についての解説はやや抽象度が高いうえに、時代の激しい変化もあり、腹落ちするまでに至っているビジネスリーダーは決して多くないように思います。とくにイノベーションの初期段階は点と線ではなく、ステイクホルダーを巻き込んで円のように進めるプロセスであることがポイントです。
本講義では全4講のイントロダクションも兼ねるものとして、独自の「マーケティング・イノベーション・モデル(MAIN)」等を用いて、マーケティングとイノベーションの関係を理論的にも整理します。 -
- 第2回
- 8/26(水) 19:00~22:00
ソーシャル・イノベーション
2019年に来日したフィリップ・コトラーもSDGsバッチを身に着けていました。社会性と経済性を同時に追求するイノベーションとその実現方法としてのマーケティングは、今まさに世界的に注目されているトピックです。
企業人や社会における立場からいったん離れ、日々を営む生活者の1人として感じている社会課題に目を向け、自分事としてのアイデアを発想してみましょう。そのアイデアが創造的で市場の受容性が高いか否かを確認するには、マーケティング・リサーチで他の人の意見を聴いたり、数値やデータで検証したりすることが必要です。
マーケティング分野で発達してきたソーシャル・マーケティングの歴史も紐解き、SDGsやCSVといった2010年以降に注目され始めたコンセプトとの関係を整理しつつ、自分事の実践としてのソーシャル・イノベーションにつなげていきます。 -
- 第3回
- 9/2(水) 19:00~22:00
※第3回には推奨テキストがあります
ブルー・オーシャン戦略とブルー・オーシャン・シフトによる実現
2019年に世界の経営思想家No.1となったチャン・キム教授、レネ・モボルニュ両教授が『ブルー・オーシャン戦略』を著したのは2005年のことです。世界中で300万部を超えるベストセラーとなった同著以降、「ブルー・オーシャン vs. レッド・オーシャン」はビジネスパーソンに馴染みの深い言葉になりました。
一方、かつて青かった海もいずれ赤くなるという現象が随所で見られます。また、ブルー・オーシャン戦略と他のイノベーション理論やマーケティングとの関係は、わかりづらい面があります。
世界トップ級のビジネススクールであるINSEADから、キム=モボルニュ教授とともに日本の事例のケースを出版し、日本語版『ブルー・オーシャン・シフト』にも寄稿した講師が『ブルー・オーシャン戦略』とマーケティングを融合して解説し、組織でより活用しやすいフレームワークへと進化させます。 -
- 第4回
- 9/9(水) 19:00~22:00
「ブルー・オーシャン・シフト」とマーケティング・イノベーション
「グローバル」「デジタル」「テクノロジー」「VUCA」など様々なワードで彩られる現在と近未来は、いずれも激しい変化が恒常的に起こり続ける時代だと言えます。先行きを見通すことが困難な今だからこそ、マーケティング志向のイノベーションを創造し、自ら新しいトレンドを発信することが求められています。
本講義では、顧客も競合企業もまだ気づいていない新市場を創出するイノベーションをのあり方をマーケティングによって実現する手法を体系化します。全体の総括として、マーケティングやブルー・オーシャン戦略の手法を実際に活用するビジネスプラン実習も予定しています。 -
- ※
- 推奨テキスト(受講者各位それぞれで適宜ご準備のうえ、講義にご参加ください)
第3回:「ブルー・オーシャン・シフト」(チャン・キム、レネ・モボルニュ/ダイヤモンド社)

川上 智子(かわかみ・ともこ)
早稲田大学 大学院経営管理研究科(ビジネススクール)教授
大阪大学大学院経済学研究科(修士)、神戸大学大学院経営学研究科(博士)。現コニカミノルタ基礎研究所、関西大学教授、ワシントン大学フォスター・スクール・オブ・ビジネス連携教授等を経て2015年より現職。17年アジアのマーケティング研究者トップ100に日本から唯一選出。19年マーケティング国際研究所を設立、所長に就任。国際共同研究の実績多数、Journal of Product Innovation Management編集委員他、海外の要職も長年務める。日本マーケティング学会理事。宝ホールディングス社外取締役。著書『顧客志向の新製品開発:マーケティングと技術のインタフェイス』(有斐閣)で日本商業学会賞と日本経営学会賞を受賞。
開催概要
名称 | 早稲田大学ビジネススクール×日経ビジネススクール Presents |
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主催 | 早稲田大学ビジネススクール、日経ビジネススクール |
開講時期 |
<理論・実践編>6/13(土)~7/4(土) 14:00~17:00(3時間) <革新・創造編>8/19(水)~9/9(水) 19:00~22:00(3時間) |
会場 | 早稲田大学 早稲田キャンパス(新宿区西早稲田1-6-1) |
定員 | 約100名 |
受講料 |
<全編一括申し込み>100,980円(税込み)
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申込締切 | コースにより異なります
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入金締切 |
ご入金の締切日は請求書に記載いたします。必ず入金締切日までに入金をお願いします。
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備考 | 「理論・実践編」「革新・創造編」ではそれぞれ3回以上、「全編一括受講」の場合は6回以上の出席数を満たした方には、早稲田大学ビジネススクールから修了証が発行されます。 |
免責事項
本講座の内容は、事前の告知なく変更を行う場合があります。
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本講座の一部あるいは全部を中止する場合、残り期間または残り回数に応じて精算した受講料を無利子にて受講者が指定する銀行口座に振り込むことによって返金します。この場合、返金時の振込手数料は日経が負担します。ただし、受講料以外に受講者側で発生した宿泊費・交通費などの費用については、日経は補償いたしかねます。
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- ※
- 運営事務局の営業日は、土日祝、国民の休日、年末年始(12/28~1/4)を除く日となります。
≪注意事項≫
講座のお振り替え、および修了証の再発行はお受けいたしかねます。あらかじめご了承ください。
講義の録音・録画、講義中のスマートフォンや携帯電話の通話はお断りいたします。PCをご使用の際には周囲の方にご配慮ください。
また、会場内は禁煙です。ご協力いただきますようお願い申し上げます。
《個別規定》
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