- 日経ビジネススクール TOP
- 経営・マネジメント
- ビジネスに必要な経営環境/事業環境分析・予測ノウハウ
本講座はビジネスリーダー向けシリーズ(未来創造リテラシーコース)のひとつです。
このプログラムはビジネスの最前線で活躍するリーダー、マネジャーなどの方々に、未来を予測し、計画の実現可能性を高めるための具体的な方法を提示・解説することを目的としています。
この講座で学んでいただく、重要なポイントは次の3つです。
第1に、ビジネスパーソンは、すぐれた「予測者」や「予言者」である必要はありません。未来予測の「ユーザー」で構わないのです。ただし、未来予測を有効に活用するためには、ユーザーとしての分析・予測の知識と能力を高めていくことが必要だということ。
第2に、現状をきちんと把握できれば、未来は、かなり的確に予測することができるということ。
第3に、世の中に示されている様々な予測や未来論のなかで、ユーザーとして「どれか1つを選ぶ」のではなく、「ほとんどすべてを参考にする」ことによって、自分自身や組織としての予測を的確なものにすることができるということです。
加えて重要なのは「予測のマネジメント」、換言すれば「組織として予測能力を高めること」です。年度予算計画、中長期の事業計画や経営計画を策定するのに未来予測は不可欠ですが、一人でできることには限界があります。皆さんが率いている・所属している組織やプロジェクトチーム全体として、的確な予測を実現していくための方法を解説します。
予測能力は一種のスキルなので、トレーニングによって組織として高めていくことができます。優れた予測は、未来の豊富な選択肢を提供します。この講座での成果を持ち帰り、組織として活用していただくことを期待しています。
受講対象者
〇事業や経営の見通す方法を学ぶ必要性を感じている会社役員・経営幹部の方
〇経営企画部門や事業部門の企画管理などの経営実務の担当者 など
概要
ビジネスに必要な経営環境/事業環境分析・予測ノウハウ
- 検索番号
- P2403370
- 開催日時
- 2024年5月31日(金)13:00~17:00
- 定員
- 40名
- 受講料
- 44,000円(税抜き40,000円)
- 会場
- 日本経済新聞社6階 「日経・大手町セミナールーム」(日経カンファレンス&セミナールーム内)
- 申込期間
- 2024年3月15日(金)~5月29日(水)
プログラム
(1)いくつかの「成功事例」から
(2)未来予測の「ユーザー」として未来を予測する
(3)未来は三層構造:予見可能性/生起確率/不確実性
(4)予測を「組織能力」にする
◆1.分析から予測へ
(1)事実を知る
(2)定説を疑う/常識を捨てる
(3)世界経済の簡単な分析枠組を持つ
(4)外国と比べる
(5)合理的な解釈からストーリーを組み立てる
◆2.予測のフレームワーク
(1)短期、中期、長期
(2)トレンド、イベント、事件で環境変化をとらえる
(3)不確実性、リスクマネジメントとリアルオプション
◆3.予測の具体的な方法と手順
(1)景気予測の読み方と使い方
(2)環境分析の範囲と方法
(3)競争環境の分析方法
・産業組織(産業内の市場構造と企業行動)で考える
・ゲームチェンジに備える
(4)制度環境の分析方法
◆4.情報源とネットワーク~情報収集の実際
(1)官庁・日銀・国内業界統計はほぼ信頼できる
(2)世界経済の現状と予測についての情報収集
(3)「初見データ」の読み間違いをなくす
・社内会議の配布データを正しく読み取る
・アンケート調査には間違いもある
・標本バイアス:プロでも間違えるデータ分析
・人口変動の時代には「コーホート」が有効
(4)違和感を大切にすると転換点が見つかる
・時系列の重要性
(5)予測を集めて比較する習慣
◆5.組織として予測能力を高める
(1)トレンドを知る
・各自が自分の「定番」のデータを持つ
(2)アウトプットする習慣を持つ
(3)集合知:プロの予測の平均を使う
(4)チームで予測する
(5)経営計画に「社員の予測」を利用する
◆6.まとめとQ&A
※最適なプログラムを提供するため、内容を一部変更する場合がございます。
【受講者の声】
〇冷静かつ論理的な語り口で、大変よくわかりました。(マネジャー・50代)
〇経営計画を実施するうえでの注意点やノウハウを知りたかった。勉強になりました。(部門長・50代)
〇初めて聞くキーワードが多く、大変参考になりました。統計上でも未来予測をすることができることを理解しました。組織としての予測能力を高める視点は、興味深く聞くことができました。受講した内容を実践できるようにしていきます。(マネジャー・50代)
〇日本企業は競合分析が不得意という解説など自社とも重なり、情報の扱い方について勉強になりました。(部門長・50代)
〇事業計画の策定など部門の方針を定められるときに、一つの正解を求められることが多いが、多様な意見を集めて多くの選択肢を提示することが重要である、という点は非常に納得性が高いと感じた。世の中の動きが速いなかで、これまでの常識が常識で無くなることも多々あり、感度を高く世の中を見ていく必要があると感じた。非常に有用な講座ありがとうございました。(その他・50代)
■ビジネスリーダー向けシリーズ/未来創造リテラシーコース
日程 | テーマ | 講師 |
---|---|---|
第1回 5/15(水) 13:00~17:00 会場開催 | 10年後の技術・社会予測と事業創造戦略 | 河瀬 誠 エムケー・アンド・アソシエイツ代表 |
第2回 5/31(金) 13:00~17:00 会場開催 | ビジネスに必要な経営環境/事業環境分析・予測ノウハウ | 武藤泰明 早稲田大学教授 |
未来創造リテラシーコース(2講座セット)の申し込みはこちらから
「未来創造リテラシーコース」
講師紹介
武藤 泰明氏(むとう やすあき)
早稲田大学教授
1980年東京大学大学院修士課程修了、三菱総合研究所入社。同社主席研究員を経て2006年より早稲田大学スポーツ科学学術院教授。NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会常務理事、独立行政法人鉄道・運輸機構特別顧問なども務める。
著書は『財閥のマネジメント史』『マネジメントの文明史』『ビジュアル経営の基本』『Q&A経営100の常識』『持ち株会社経営の実際』『経営用語辞典』(以上、日本経済新聞出版)『プロスポーツクラブのマネジメント』『ファンド資本 主義とは何か』(以上、東洋経済新報社)『グループ経営7つの新常識』(中央経済社)『人手不足時代の人事戦略』(日本能率協会マネジメントセンター) 『未来予測の技法』(PHP研究所)など多数。開催日時 講師が担当する他の講座 2024年8月20日(火) ESG・SDG'sのマネジメントと経営戦略 2024年8月9日(金) 企業経営に求められる組織デザインと組織変革の知識 2024年07月26日(金) 経営戦略・事業戦略の見極めと判断ポイント 2024年7月19日(金)~26日(金) 経営リテラシー・ベーシックコース
「日経ビジネススクール」運営事務局
株式会社日経イベント・プロ内
TEL 03-6812-8679 FAX 03-6812-8755
Eメール:nikkei-bs@nex.nikkei.co.jp
受付時間:営業日の9:30~17:30 <営業日>土日祝、国民の休日、年末年始(12/27~1/4)を除く日
本講座の内容は、事前の告知なく変更を行う場合があります。
主催者の諸般の事情や、天災地変その他の不可抗力の事態により、本講座の一部あるいは全部を中止させていただく場合がございます。また、受講方法を切り替える場合もございます。(例:会場開催からライブ配信への切り替え、その逆など)
本講座の一部あるいは全部を中止する場合は、運営事務局から受講者に対して、本サイトや、電子メールなどで事前に告知します。ただし、事由によっては事前の告知がないことをあらかじめご了承ください。
本講座の一部あるいは全部を中止する場合、残り期間または残り回数に応じて精算した受講料を無利子にて受講者が指定する銀行口座に振り込むことによって返金します。この場合、返金時の振込手数料は日経が負担します。ただし、受講料以外に受講者側で発生した宿泊費・交通費などの費用については、日経は補償いたしかねます。
受講方法を切り替えた場合でも、受講料金の変更はございません。
≪お申し込み・ご入金について≫
各講座指定の方法での入金をお願いいたします。
請求書払いの場合は、日経が指定する銀行口座に全額を現金でお振り込みください。振込手数料は受講申込者でご負担ください。ご入金の締切日は請求書に記載いたします。必ず入金締切日までに入金をお願いします。
※法人決済の方で入金日に間に合わない場合は事前に運営事務局までご連絡ください。
請求書でのお支払いを選択された場合、ご希望の方には領収書を発行いたします。運営事務局までご連絡ください。クレジットカード決済の場合は、領収書の発行はできかねます。代わりにクレジットカード会社が発行する請求明細をご使用ください。
なお、2024/4/8(月) 16:00以降にクレジットカード決済をご利用の場合、申込完了メールおよびマイページの「決済履歴」からダウンロードできる「利用料お支払い明細書」には、インボイス番号およびお支払金額が記載されています。これらの書面が、勤務先などでの精算にご使用いただけるかは、お客様自身でご確認ください。
≪解約について≫
やむを得ず解約される場合は、受講開始日の3営業日前の15:00までに、運営事務局までご連絡ください。返金手数料2,200円(税込み)を申し受け、ご指定の銀行口座に振り込むことで、返金いたします。それ以降の解約はお受けいたしかねます。
※運営事務局の営業日は、土日祝、国民の休日、年末年始(12/27~1/4)を除く日となります。
≪注意事項≫
講座のお振り替えはお受けいたしかねます。
講義の録音・録画、資料の無断複製や共用、講義中のPC使用はお断りいたします(PCをご持参いただく講座を除く)。また、講義中の携帯電話のご使用はお断りいたします。
本講座で知り得た内容、他の受講者の情報などをSNSなどに掲載・投稿するなどの行為は固くお断りします。
会場内は禁煙です。ご協力いただきますようお願い申し上げます。
受講者以外の方が待機するスペース等は設けておりません。
お身体の不自由な方など受講にあたってサポートが必要な場合は、お申し込み前に事務局までご連絡ください。なお、会場設備の事情によりご要望をお受けできない場合がございますことをご了承ください。