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- 分かりやすく説明するためのルール
本講座は受講者による発表、実習などを含まない、講義中心の講座です。但し、参加者のペアによる簡単なロールプレイ演習が随所に用意されています。ロールプレイによって講義で紹介された各テクニックを確認、体感していただきます。
一部、認知心理学の視点も加え、誤解なく確実に自分の意図を口頭説明するスキルを紹介します。ビジネスにおいて、自分の意図を正確に口頭説明することは、相手を効果的に説得するためには不可欠です。相手を自分の希望通りに動かすための第一歩と言えるでしょう。
ただし、相手に伝わるように分かりやすく話すには一定のルールをマスターすることが必要です。自己流だけではなかなか上達しません。基本ルールを習得できれば、営業でのプレゼンテーション、社内での説明(上司・部下・会議)、顧客への提案など、幅広く応用できる「魔法の杖」を手に入れたようなものです。
初級スキルを習得する講座ですので、中級、上級スキルを求める方にはお勧めしません。ただし、初級スキルの表面的知識だけは知っていても、実践できていない方が中級者、上級者にも多いのが実情です。
(初級スキルの裏付けとなっている心理学的背景を知らない方も多いからです。)本講座では、初級スキルの裏付けである心理学的側面も丁寧に解説致します。ですので、初級スキルをまだまだ実践できずに悩んでいる中級者、上級者の方にもお勧めいたします。
概要
分かりやすく説明するためのルール
- 検索番号
- P1901953
- 開催日時
- 2020年6月8日(月)13:00~16:30
- 定員
- 64
- 受講料
- 35,200円(税抜き32,000円)
- 会場
- 丸の内オアゾ (OAZO)丸善3階 日経セミナールーム
- 申込期間
- 2020年1月30日(木)~5月18日(月)
申込終了 受講申込みはこちら
プログラム
<基礎編>
◆1.分かりにくい説明とは 〜事例でチェック!
・分かりにくいアナウンス
・解釈不能なメッセージ
・目に付かないソーシャル・サイン
【クイズ】
◆2.分かりやすい説明とは
・冒頭で「要点(ポイント)」を説明する 〜結論を先に話す効用は〜
・ゆっくりと「染み入る」ように話す 〜「早く」説明することのデメリット〜
・ポイントを話した後に「間」を置く 〜「間」で説得力を高める〜
<フレームワーク編>
◆3.『「分かる」を科学する』
・説明者の責任範囲
・「伝達タイプの説明」と「説得タイプの説明」の違い
・「分かる」とは「過去との一致」
・脳の「短期記憶」「長期記憶」
〜相手の「脳内関所(短期記憶)」を通過させ、「脳内図書館(長期記憶)」に保管してもらう
◆4.説明者が助けるべき「聞き手」の脳内活動
・A.情報の分解(「切れ目」探し)
・B.固まりどうしの関係、構造の推定
・C.テンプレートの検索
・D.「違い」の理解(意味の最終確定)
・E.真偽判定(根拠、裏付け検証)
【試してみよう/説明の根源である通訳作業を体験する】
<ルール編>
◆5.説明ルール1「聞き手の脳に注ぎ入れよ!」
・「自分(説明者)の理解の速度>聞き手の理解の速度」を意識する
・「注ぎ入れる」ための3つのコツ
【試してみよう/ダラダラ調を改善する】
◆6.説明ルール2「視界のギャップに気づけ!」
・「説明者」と「聞き手」の本質的なギャップ(視界ギャップ)
~何がわからないか、わからない
・視界ギャップ対策~聞き手のタイムラグを活用する~
【試してみよう/視界のギャップを意識して説明する】
◆7.説明ルール3「全体像を先にイメージさせよ!」
・人は「全体像」という仮説を持ちたがる
・聞き手の「ジグソーパズル」を助けてあげる
【試してみよう/要点を先に話してあげる】
◆8.説明ルール4「たとえ話で説得せよ!」
・たとえ話は聞き手に「過去との一致」を想起させる
・人は言葉ではなく図で理解する
・人間は普段、論理的思考などしていない
・アナロジー思考とは何か
・人間の二大思考法
・藤沢式「たとえ話上達法」
【試してみよう/たとえ話の練習】
◆9.説明ルール5「正しい根拠で話せ!」
・根拠の検証
・「論理的な主張」と「非論理的な主張」
・「説得力の阻害要因:根拠不備の三つのタイプ」
・説明とは根拠の提示である。
【試してみよう/根拠を意識して説得力を強化】
◆10.Q&A
「分かりにくさ(伝わりにくさ)」は「相手にとっての分かりにくさを自覚できない自分」に問題がある場合がほとんどです。
『「分かりやすい説明」の技術』シリーズで著名な講師から、「伝わる説明力」のエッセンスを学んでください。
特に若手ビジネスパーソンにオススメの新企画です。
講師紹介
藤沢 晃治氏(ふじさわ こうじ)
藤沢晃治オフィス代表、コミュニケーション研究家
慶應義塾大学卒業。管理工学を専攻し、AI(人工知能)という略語がまだ一般的ではなかった当時、AIに興味を持つ。卒論でも、AIの原点と言える「チェスを指すプログラム」を作成。大手メーカーでも専攻を活かして、ソフトウェア・エンジニアとして勤務。『「分かりやすい説明」の技術』『「分かりやすい文章」の技術』『「分かりやすい表現」の技術』の3部作のベストセラーなど、講談社・ブルーバックスのシリーズが合計65万部を超える。2005年に退職後、数多くの企業向けの研修で活躍中。「分かりやすく伝える技術」をテーマに、日本テレビ系の教育バラエティ番組『世界一受けたい授業』にも講師として出演。TOEIC900点、英検1級、工業英検1級、通訳ガイド資格(英語)なども持つ。
3部作のほかに『日本人が英語をモノにする一番確実な勉強法』(三笠書房)、『心を動かすプレゼンの技術』(角川書店)、『頭のいい段取りの技術』(日本実業出版社)、『判断力を強くする』(講談社)など著書多数。
https://www.fkohji.com/
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