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- 事業計画作成と収支予測の基本
日経ビジネススクールでは、会場での開催に際して、新型コロナウイルス感染予防対策を行います。必ずご確認のうえお申し込みください。皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
将来の事業見通しをどのように数値化するかは、事業計画の作成過程で、最も難しい事項のひとつです。事業計画書では予想損益計算書を軸に、将来の活動計画を数値化して落とし込みます。この数字には実現可能性が強く求められるため、ビジネス環境の分析を中心にしっかりと現状を把握し、正しい戦略を立案すると同時に、数字にしっかりと落とし込まなければなりません。そのためには、事業において数字がどのように発生するのかをしっかり把握して、数字の発生原因や発生過程から数字の発生するしくみ、すなわち「数字のクセ」をつかんでおくことが重要になります。
そこで、この講座では、実際にエクセルシートを使って、事業計画の数値を動かしながら、押さえておくべき「数字のクセ」と計画を実現性のある数値で示す手法を学びます。演習を通じて集中して学ぶことで、基本的な事業計画書の作成方法をマスターします。
はじめて事業計画に携わる方や経験の浅い方、事業を評価する管理職、経営企画部門の方などに学んでいただきたい、マネジメントの基礎知識です。
皆様のご参加をお待ちしております。
■主な対象:
・はじめて事業計画をつくる方や計画作成経験の浅い方、事業を評価する管理職、経営企画部門の方など
■受講者の感想
・ステップを踏んだ講義でわかりやすかったです。エクセルファイルもこれから活用できそうです。
・損益計算書の予想の立て方、費目ごとの立案する切り口など、実務で分析などの際にもに活かせそうで大変有意義でした。
・単価(コスト)アップが数十円としても、在庫の総額は大幅に変わり、赤字になる時期も大幅に変わるということを体感できました。 資料に詳細な説明があり、復習の際も参考になります。 etc.
概要
事業計画作成と収支予測の基本
- 検索番号
- P2203083
- 開催日時
- 2022年12月9日(金)10:00~17:30
- 定員
- 50
- 受講料
- 57,200円(税抜き52,000円)
- 会場
- 日本経済新聞社6階 「日経・大手町セミナールーム1」(日経カンファレンス&セミナールーム内)
- 申込期間
- 2022年9月13日(火)~12月7日(水)
申込終了 受講申込みはこちら
プログラム
※講義のはじめに、プログラムの進め方をご説明し、エクセルシートの操作方法を確認します。
1.事業計画の位置づけ
(1)正しい戦略を作るためのポイント
・新規事業とは
・事業の競争力の源泉とは(コアコンピタンス、ケイパビリティ―)
(2)事業計画書で必要な4つの数値シート
・予想損益計算書の役割
・予想キャッシュフロー計算書の役割
・予想運転資本増減表の役割
・意思決定を行うためのスプレッドシートの役割
(3)事業計画の数的シミュレーションを行うには
・条件入力シートの活用
・シミュレーションの役割
・新規事業の失敗の原因
・事業評価のポイント
(4)事業計画書作成の手順
・事業の競争力の分析 <Step1>
2.予想損益計算書の作成(売上予測)<Step2>
(1)売上の予測方法
【演習1】初年度予想売上をベースに予測する
【演習2】市場規模、シェアから予測する
【演習3】セグメントごとの積み上げから予測する
【演習4】販売量、単価から予測する
(2)売上予測に実現可能性を付加するには
・売上予測後に必要なものとは
3.予想損益計算書の作成(コストの予測方法)<Step3>
(1)コストの洗い出しと分類
・予測されるコストを変動費と固定費に分ける
【演習5】変動費と固定費をどのように事業計画に織り込むのか
・変動費の予測方法
・固定費の予測方法
(2)費目ごとのコストの予測方法
【演習6】売上原価、仕入原価の予測方法
【演習7】人件費の予測方法
【演習8】経費の予測方法
・コスト負担の限界点と追加投資の考え方
【演習9】予想損益計算書のシミュレーション
・シミュレーションの基本 パラメーターマトリクス
(3)利益率の算定評価と予想漏れのチェック <Step4>
・粗利率、営業利益率の推移からシナリオの構築
【演習10】シミュレーション演習
販売価格と販売数量の変化で利益はどのように変化するのか
4.予想キャッシュフロー計算書の意味と作り方 <Step5>
(1)キャッシュフロー計算書が必要な理由
(2)運転資本の考え方
(3)キャッシュフローと損益計算書の違い~実際のコスト削減効果がわかる
【演習11】予想キャッシュフロー計算書から資金調達のタイミングを考える
5.事業投資の判断 (投資の評価方法) <Step6>
(1)投資の評価方法
・DCFの考え方
・資本コストの基本
・3つの投資評価方法(回収期間法、NPV法、IRR法)
【演習12】簡単な3つの投資の評価方法
(2)予想運転資本増減表の役割
(3)スプレッドシートの役割
6.事業計画書のバランスを確認する
・条件入力シートにすべてのデータを集める
【演習13】条件を変更しながら事業計画書全体の変化を確認する
7.まとめと質疑応答
講師紹介
南 俊基氏(みなみ としき)
南公認会計士事務所代表、公認会計士
早稲田大学政治経済学部経済学科卒業、慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了。監査法人トーマツにて、財務調査を中心に会社更生法監査、事業再編等を担当。その後、ソニーグループの経営戦略コンサルティング会社にて原価管理体制の構築、グループ会社再編等の財務戦略の立案、また財務省理財局にて財政投融 資調査業務に従事。上場バイオベンチャーの役員を経て現職。メーカー、医療機関、バイオベンチャー等に対して、財務戦略、コスト管理、事業再編に関するコ ンサルティングを行っている。併せて、会計・財務等の企業研修を数多く手がけている。公認会計士、税理士、日本証券アナリスト協会検定会員。
開催日時 講師が担当する他の講座 オンライン講座 よくわかるキャッシュフロー計算書入門 <Eラーニング>
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