会社役員・経営幹部シリーズ ESG・SDG'sのマネジメントと経営戦略 ステークホルダーとともに目標に向けて取り組み、サステナブルな企業価値を実現する経営戦略のために

ESG・SDG’sと関連する概念を理解・整理し、自社らしい戦略を実現するための議論、経営判断・意思決定とマネジメントの進め方について、要点をわかりやすく解説。

※本講座は、会社役員・経営幹部シリーズの一つです。シリーズ全体は「経営戦略」「経営法務」「会計財務」「人事労務」などのジャンル別に構成しています。全体を受講いただくと、役員・経営幹部に必要な経営基礎知識がバランスよく習得できます。
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サステナビリティ、ESG、あるいはSDG’s、加えてパーパス、ステークホルダー資本主義等々。いずれも現代の企業に不可欠な、経営の大前提あるいは課題であると考えられています。それは間違いありませんが、どうもはっきりしない、よくわからないことが多いと思っていませんか。そもそも、いろいろな概念が飛び交っていて、そのすべてに従っておかないと安心できない。そうこうしているうちに、これまで目標として重視していたCSRはあまり耳にしなくなる。「徒労感」「振り回され感」が消えません。自分の会社の担当者は、サステナビリティやESGに詳しい。しかし、上記のようなさまざまなテーマが全体として会社に何を求め、どうしていけばいいのか、よくわかりません。すべてに真面目に対応しては疲弊します。全体についての経営判断・意思決定が必要ですが、役員・幹部にその知見が少ないことが多いのが現状です。

そこで、このプログラムでは、このような問題に役員・幹部が的確に対応していくことを目的として、つぎの2つのテーマを設定しています。

Ⅰ.概念の整理とよくある疑問点への回答、事例紹介
サステナビリティ、ESG経営等の全体像を把握していただくことを目的として、様々な概念の特性や違い、相互の関係を整理するとともに、「よくある質問」にお答えする形で、ビジネスパーソンが共有している知見や疑問を知っていただきます。また国外も含めた事例をご紹介し、サステナビリティ等が利益を損なうわけではなく、成功例では同時に利益も達成されていることも少なくないという点を確認します。

Ⅱ.導入の手順
ESGやSDG’sが求めているのは、あなたの会社が孤軍奮闘することではなく、ステークホルダーとともに目標に向けて取り組んでいくことです。そしてその活動は、外部から「よく見えて」いなければなりません。「よく見え」れば、それはブランディングになっていきます。「陰徳を積む」のではなく「みんなに見せて仲間を増やす」ことが、会社のためであり社会のためになります。慣れれば簡単で、コストもそれほどかかりません。その手順、自社で応用しやすいテンプレートを示して、解説します。

また、これまで社会貢献やメセナ、あるいは企業スポーツ等の活動を実施してきた企業の課題は、続けてきた活動を、ESGやSDG’s等の新たな枠組みの中に再配置していくことです。若干の取捨選択もあるかもしれません。そこはビジネスと同じです。再配置・取捨選択の論理についても検討します。

本講座を受講された方が会社に持ち帰り、社内で説明して正しい知見を共有し、活動の手順を着実に進めていくことを目標としています。ESGやSDG’s等を理解・実施することは、大企業だけでなく、中小企業でも役に立ちます。なぜなら、中小企業の取引先である大企業が、ESGやSDG’s等の活動のパートナーとなってくれる会社を求めているからです。

プログラム

◆Ⅰ.概念の整理と概要の解説
1.企業が検討しなければならない概念とキーワード
  ~ESG、SDG’S、CSR、パーパス、ステークホルダー資本主義、人的資本経営、ウェルビーイング


2.企業対応とマネジメントの基本
(1)多様な要求事項と「概念間の覇権競争」・・会社は振り回される
  ・格付(ESGなど)、認証(ISO)、評価方法の提示、表彰
(2)キーワードの「重なり」と「ずれ」の確認
(3)企業理念との違い、企業理念との関係:日本企業の統合報告書を例に
  

3.ESG・SDG’Sと収益の両立
(1)ESG・SDG’Sはどんな場面で事業に貢献するのか
(2)事業でESG・SDG’Sを実現している企業の事例


4.中堅企業にとっての意義とメリット

◆Ⅱ.ESG・SDG’S経営の実際
1.Charter(憲章、宣言) の策定
(1)活動実績だけでは評価されない
(2)格付や評価項目との整合性・適合性の確認
(3)多弁・多言語
(4)実は独自性は不要


2.テーマ設定の3つの方法
(1)マネジメントによる設定
(2)社員による起案
(3)外部からの提案


3.活動の「公募」:社内公募、外部への募集表明
(1)「募集」する理由
(2)審査会の設置:社内だけで判断しない
(3)審査基準原案は社内で策定


4.ESG、SDG’S経営の進捗管理
(1)プロジェクト・マネジメント方式の活用
(2)Pledge & Review : 自主目標と自己評価


5.従来からの活動の「再配置」と「取捨選択」
  ~社会貢献活動、文化芸術活動、企業スポーツ等


6.組織デザインと予算配分
(1)ESG、SDG’S経営に係る3つの組織
   ―総務・管理/広報・IR/営業・マーケティング
(2)CxOの配置と「可視化」
(3)ESG、SDG’Sによるスロー・ブランディング

概要

ESG・SDG’sのマネジメントと経営戦略

検索番号
P2403415
開催日時
2024年8月20日(火)13:00~17:00
定員
70
受講料
48,400円(税抜き44,000円)
会場
ライブ配信
申込期間
2024年4月18日(木)~8月19日(月)

講師紹介

「日経ビジネススクール」運営事務局
株式会社日経イベント・プロ内 
TEL 03-6812-8679 FAX 03-6812-8755 
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※1つのIDで複数名の方が受講することを禁止します。
※本講座で知り得た内容、他の受講者の情報などをSNSなどに掲載・投稿するなどの行為は固くお断りします。

備考

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