早稲田大学ビジネススクール 講義シリーズ

新事業創出のためのエフェクチュエーション入門

メッセージ

成功している起業家の5つの行動パターン

変化の激しい現代のビジネス環境では、既存の知識はすぐに陳腐化し、20世紀型の将来予測に基づいた意思決定は限界を迎えています。

起業家・企業家は下記のような課題に直面しています。
▶未来の姿が思い描けないのに、ある地点での事業到達点を明確に示すよう求められる
▶事業開始の判断にあたっては収益性ばかりが重視され、事業の将来性が高くてもスタートできない
▶いったんスタートすると、今度は撤退あるいは拡張の判断ができない

エフェクチュエーション・ロジックは、目的に対して最適な手段を追求する従来のコーゼーション・ロジックとは異なり、入手可能なリソースで実現可能な結果をデザインする新しい考え方です。エフェクチュエーションの「5つのルール(行動原則)」を学ぶことで、不確実な環境での新事業の創出について、根本から発想を転換できます。
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講師

樋原 伸彦

樋原 伸彦

早稲田大学 大学院経営管理研究科(ビジネススクール)准教授

東大教養(国際関係論)卒。東京銀行(現・三菱UFJ銀行)入行。
世界銀行コンサルタント、通商産業省通商産業研究所(現・経済産業省経済産業研究所)客員研究員、米コロンビア大学ビジネススクール日本経済経営研究所助手、カナダ・サスカチュワン大学ビジネススクール助教授、立命館大学経営学部准教授を経て、2011年から現職。米コロンビア大学大学院でPh.D.(経済学)を取得。専門はベンチャーキャピタル、CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)、スタートアップ・エコシステム、エフェクチュエーション・ロジック、等々。
早稲田大学イノベーション・ファイナンス国際研究所 (https://cfi-wbs.com/) 所長、日本エフェクチュエーション協会代表理事、日本イスラエル商工会議所(JICC)理事、稲盛フェロー(2008-2009)、稲盛経営哲学研究センター研究員、大学ファンド外部審査委員会(経産省)委員、NEDO認定VC審査委員、NEDO NEP審査委員、 (株)スケールアウト社外取締役、 等々多数併任。

この講師の他の講座

学習内容

  • 不確実性とリスクの概念の再確認
  • コーゼーション・ロジックの再確認
  • エフェクチュエーション・ロジックの紹介及び直感的理解
  • エフェクチュエーション・ロジックとコーぜーション・ロジックの比較
  • エフェクチュエーション・ロジックの5つの行動原則
  • 「貴方が未来を変える、創り出す」ための実践的指針

学習対象者

  • 事業会社の新規事業担当者、経営企画担当者
  • 企業のオープンイノベーション担当
  • 投資家(資金提供者)
  • 起業家
  • 新しい事業を企図するあらゆるビジネスパーソン

学習できるスキル(1)

ビジネススキル(1)

  • ManagerskillInfo.skillDetailName

    新規事業開発

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  • 事業開発
  • 新規事業
  • エフェクチュエーション
  • 9
  • 3時間13分
  • 学習証明バッジ
  • 発売日2023/12/22
  • 作成者日経ビジネススクール

チャプター一覧(9本)

無料サンプルを見る

  • 1. イントロダクション 1. イントロダクション0:24:53(1)「皆さんは料理をどうやって作りますか?」
    (2) 成功している起業家の「本当の」行動パターン
  • 3. コーゼーション vs. エフェクチュエーション 3. コーゼーション vs. エフェクチュエーション0:28:05(1)目的ドリブンの「コーゼーション」の罠
    (2)手段ドリブンの「エフェクチュエーション」
  • 4. エフェクチュエーションの5原則と「実現したい思い」 4. エフェクチュエーションの5原則と「実現したい思い」0:17:34(1)「実現したい思い」の重要性
    (2) 手持ちの手段(リソース)を用いて、可能な結果をデザインする
  • 5. 「手中の鳥」を拡大しよう-競争よりもアライアンス! 5. 「手中の鳥」を拡大しよう-競争よりもアライアンス!0:13:50(1)「手中の鳥」の原則(目標より手持ちのリソース)
    (2) 「クレージーキルト」の原則(競争よりアライアンス)
  • 6. 将来の期待リターンを予測しようとするな! 6. 将来の期待リターンを予測しようとするな!0:16:32(1)「許容可能なコスト」の原則
    (2) 新事業のキャッシュフロー
  • 7. 「不測の事態」を利用せよ! 7. 「不測の事態」を利用せよ!0:18:11(1)「レモネード」の原則
    (2)予測よりコントロール
  • 8. エフェクチュエーションの利点とビジネス機会 8. エフェクチュエーションの利点とビジネス機会0:34:17(1)ビジネス機会は「認識」・「発見」するものなのか
    (2)ビジネス機会は「創造」して価値が出る
  • 9. まとめ 9. まとめ0:13:36「未来は予測できないが創ることはできる」
    「貴方が、未来を変える、創り出す」