GA公開講座 文化芸術プロデュースへの招待

美術史の中の百瀬文

メッセージ

今日、文化芸術はどのように作られているのでしょうか。現代美術のキュレーション、地域社会とともに作り上げるアートプロジェクト、クラシックコンサートの企画、都市型国際芸術祭、社会やメディアなどそれぞれの専門家が、文化芸術のプロデュースの最前線についてリレー式の講義プログラムです。

本回は十和田市現代美術館の館長でもある、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科、鷲田めるろ准教授によるレクチャーで、アーティスト百瀬文の作品の美術史的な位置づけをお話します。アーティスト百瀬文は、コロナ禍における国家による規制と妊娠中絶の問題を扱った映像作品《Flos Pavonis》や「国際芸術祭あいち2022」での新作パフォーマンス《クローラー》など、近年次々と注目を集める作品を発表しています。セクシャリティやジェンダー、身体をテーマにしている作品が多く、その文脈で論じられることも多いですが、本講義では、十和田市現代美術館に出品していた作品を中心に、ルネ・マグリッドやヴィト・アコンチなどと比較しながら、百瀬を美術史の中に位置付けることを試みます。
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講師

鷲田 めるろ

鷲田 めるろ

東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科 准教授

1973年京都市生まれ。東京大学大学院修士修了。専門は美術史学(現代美術)、博物館学。金沢21世紀美術館キュレーターを経て2020年より十和田市現代美術館館長。第57回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館キュレーター。あいちトリエンナーレ2019キュレーター。主な企画に「金沢アートプラットホーム2008」、「イェッペ・ハイン 360°」、「島袋道浩:能登」(以上金沢21世紀美術館)。著書に『キュレーターズノート二〇〇七−二〇二〇』(美学出版)。主な論文に「アートプロジェクトの政治学」(川口幸也編『展示の政治学』水声社)、「鶴来現代美術祭における地域と伝統」(『金沢21世紀美術館研究紀要』5号)。

学習内容

  • 美術や音楽、演劇、身体表現など様々な分野の専門家による講座を通して、領域横断的に様々なかたちのアートと社会の関係を学びます。

学習対象者

  • 文化芸術のプロデュースに関心のある方々

学習できるスキル(1)

ビジネススキル(1)

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    ビジネス教養

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    何度でも学習できる。メモ機能やワード検索機能も多数

  • アートプロデュース
  • 3
  • 1時間30分
  • 学習証明バッジ
  • 発売日2024/1/8
  • 作成者東京芸術大学

チャプター一覧(3本)

無料サンプルを見る

  • 1. アーティスト百瀬文 1. アーティスト百瀬文0:12:28百瀬文の代表的な3つの作品を取り上げ解説します。
  • 3. 質疑応答 3. 質疑応答0:17:48キュレーターの役割や作品の解釈の仕方についてお話しします。