He is out of work. How he keeps body and soul together is beyond me.
(職についていない彼がどうやって食べているのか、私にはわかりません)
Vocab Aid:
out of work(無職) beyond me(私には想像がつかない)
「その日暮らしをする」のはlive from hand to mouth(手から口の生活をする)、「どうにか、やりくりしながら生きていく」のがmake ends meet(帳尻を合わせる)、「何とか借金をせずに暮らす」のはkeep ~’s head above water(頭を水の上に出している)――。みんな、経済的に苦労をしながら生きている人たちの人生模様。ここでもうひとつ、keep body and soul together(体と精神をひとつにしておく)という慣用句も覚えておきましょう。心身の安定のために、「ごはんが食べられるほどには、なんとか稼いで暮らしをたてる」――。これがこのフレーズの意味するところ。我々流に言えば「(何とか)食べていく」ということですね。
How to use:
- How is your new job? I understand that the wage is good.
- Wage? Not much, just enough to keep body and soul together.
- 新しい仕事はどう?お給料もいいんでしょ。
- 給料?食べていくのがやっとだよ。
Further Study:
みみっちい話題はこのくらいにして、もっと景気のいい話をしましょう。例えばlive high off/on the hogというイディオム。むりに直訳してみても「ブタから高く住む」と、わけがわかりません。実際は「豚肉の最も美味しいところを食べて暮らす」というのがこのフレーズが意味するところです。マグロに大トロや中トロがあるように、豚肉にも特に美味しい部位というものがある。しかし値段が張りますから、そんな肉を食べられるのは金持ちだけ――。というところから、このフレーズは「贅沢な暮らしをする」ということの比喩になります。「食べていくのがやっと」とは、ずい分話が違います。
Bob won the lottery, and now he lives high off/on the hog.
(ボブは宝くじがあたって、今では豪勢に暮らしています)
Steve is a multi-billionaire who lives high off/on the hog.
(スティーブは億万長者で、贅沢な生活をしています)
コスモポリタン・インスティテュート(CI)